松本穂香が、10月31日に東京・高円寺にある銭湯「小杉湯」で行われた、映画『わたしは光をにぎっている』のスペシャルトークイベントに登場。シンガーソングライターのカネコアヤノの弾き語りを間近で聴き、思わず目を潤ませた。
本作は、『四月の永い夢』の新鋭・中川龍太郎監督の最新作。両親を早くに亡くし、小さな民宿を祖母と2人で切り盛りする澪(松本)が、祖母の入院を機に民宿を閉めざるを得なくなったことから、父の親友であった京介を頼って上京。京介が1人で経営する銭湯で居候を始める。銭湯にたむろする常連客と次第に仲良くなり、東京での日々が少しずつ楽しくなっていくが、区画整理のため銭湯が近いうちに閉店する運命にあることを知り、ある決断をする。
舞台が銭湯の本作にちなみ、小杉湯で行われたイベントに、主演の松本、主題歌を書き下ろしたカネコ、中川監督が登場した。松本とカネコはこの日が初対面で、「日常的に楽曲を聴かせてもらっているので、ドキドキします」(松本)、「やっと会えたという感じです。そして…かわいい」(カネコ)と対面を喜び合う。中川監督はライブで初めて聴いたカネコの楽曲に一目惚れ。共通の友人を通してカネコに会いに行き、「映画を作っているので、その主題歌を書いてほしい!」と直接依頼したというエピソードを明かした。
主題歌「光の方へ」をカネコが特別に弾き語りで披露。声が響く銭湯ならではの生歌唱に酔いしれた松本は「素晴らしかったです!泣きそうで、本当に最高です。明るい歌なのに寄り添ってくれる感じがある」と目を潤ませ、中川監督も「松本さんがウルっとしていたので、僕も目が合うとヤバいと思った。本当に最高で素晴らしい。明るいのに泣けてくる」とそろって感激。
最後に松本は「映画を最初から最後まで観ていただき、エンドロールで流れる歌声を聴いてほしい。楽曲が流れてくる瞬間は、表現できない程に大好きで素晴らしい瞬間。みなさんにも劇場でそれを体感してほしい」と思いを語った。
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