2003年にこの世を去った伝説的アクションスター、チャールズ・ブロンソンに「激似!」と話題の俳優ロバート・ブロンジーが11月5日、新宿武蔵野館で行われた映画『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』のジャパンプレミアに登壇。かつてブロンソンが日本のCMで見せた伝説の“マンダムポーズ”を再現するなどし、会場を盛り上げた。
・来日し、映画『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』ジャパンプレミアに登壇するロバート・ブロンジー、その他の写真
本作は、ブロンジーが映画初主演を飾ったガンアクション・エンターテインメント。悪党たちを容赦なく退治する謎の男Kが、幼い少女を2度と歩けない体にした冷酷な麻薬組織のボスを追い詰めていく様を活写する。
ハンガリー生まれのブロンジーは、マイクを手にすると日本語で「コンバンハ、トキョー」と挨拶。「日本語を話せなくてすまない。でも語学は得意だから、少しずつ話せるようになったらと思うよ」と述べた。
日本の印象について「素晴らしい国で、お礼を言いたいほどだ。教育が行き届いている。ほんの2日しか見ていないから全ては語れないけど、東京体験を楽しんでいる。次回、来る機会があれば日本全国を見たいと思っている。もっと色んなことを知りたい気持ちだ」と話した。
チャールズ・ブロンソンに似ていると自覚したきっかけを問われると「何年も前、ハンガリーの馬の調教施設で働いていた頃、そこに来る人に『そこの若いやつ! チャールズ・ブロンソンを知ってるか? お前、似てるぞ』と言われだした。同僚のピーターが、ブロンソンにあやかって『ブロンジー』というあだ名をくれた。結局それが芸名になったんだ」と述懐した。
また好きなブロンソン作品を聞かれると「私は彼の作品を全て見て育った世代なんだ。1番のお気に入りは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』(69年)かな」と答えた。
自身にとってブロンソンは「まさに師匠のような人。俳優として尊敬するロールモデルであると同時に、子どもの頃から彼の作品をずっと見てきた。かつて1番好きな俳優であり、これからもずっと1番好きな俳優であり続ける。ブロンジーとして演技をするようになってキャラクター造形をする時も、なるべく彼に近づけるようにと思って役作りしている。だから人に『彼に似ている』と言われるのは誇らしいことさ」と語った。
今後は「プロジェクトがいくつか控えている。まだ(情報などを)公開できないものがあるけれども、これからもブロンジー作品を見てもらえる機会はあると約束できるよ」と誓い、来年1月に撮る予定の作品は「この『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』と同じレネ・ペレス監督で、私がボディーガードを演じるアクション映画だ」と明かした。
『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』は12月20日より公開となる。
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