堤真一と岡村隆史が、11月11日に都内の泉岳寺で行われた、映画『決算!忠臣蔵』公開直前イベントに登場。W主演をつとめた2人が、忠臣蔵ゆかりの地で映画のヒット祈願を行った。
数々のドラマ・映画にて映像化され、「忠臣蔵」として日本人に愛される赤穂事件。本作はその赤穂事件の裏側を、”仇討ちにかかるお金”をテーマに描く歴史エンターテインメント。吉良上野介に斬りかかった赤穂藩藩主・浅野内匠頭(阿部サダヲ)は幕府から切腹を命じられ、藩もお取り潰しに。赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助(堤)は嘆く間もなく残務処理に追われる。幼馴染の勘定方・矢頭長助(岡村)の助言にも耳を貸さず、なんとかかき集めたお金も無駄遣いするなか、浪士たちの間で浅野の仇討ちを望む声が高まっていく。予算ギリギリの討ち入りは、果たして成功するのか?
討ち入りを果たした赤穂四十七義士の墓所として、忠臣蔵の聖地となっている泉岳寺。堤・岡村と中村義洋監督は、浅野内匠頭の墓前にてご祈祷とお墓参りを済ませた後に報道陣の前に登場。堤と岡村は討ち入り装束に身を包み、中村監督も和服姿で、晴天の空の下、本堂前に敷かれた赤絨毯の上に立った。お墓参りを終えた気分を堤は「今までの『忠臣蔵』とはだいぶ違う映画なので、心の中では『申し訳ないです』という気持ちでした(笑)。この格好で来るのが恐れ多くて、写真に何か映り込むのではないか」と心配顔。中村監督は撮影前・撮影中と何度もこの地を訪れたと言い「聖地に戻って来られて感無量です」とコメントし、岡村は「身の引き締まる思いです」と繰り返し笑いを誘った。
泉岳寺のすぐ近くに住んでいたことがあるという岡村は、その時のエピソードとして空き巣に入られたことを述懐。「その時は家に高倉健さんから頂いたお手紙があって、空き巣はそれを読んで『タダごとではない』と思ったから何も盗らなかったんだろう」と明かし、「健さん、大石内蔵助役やられてますもんね」と中村監督が話すと、「そのパワーだと思います」と納得した様子だった。
最後に岡村は「(公開日の)22日はアニメ大作の続編もありますが、それは後からで、まずは本作を劇場でご覧頂きたい。アニメの方は2だし、後でいいと思いますので」と訴え、「もうええわ!」と堤にツッコミを入れられていた。
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