吉沢亮、俳優“15周年”を中国で迎え「本当に幸せな日」上海国際映画祭レッドカーペットに登壇

#ぼくが生きてる、ふたつの世界#上海国際映画祭#吉沢亮#第26回上海国際映画祭

ぼくが生きてる、ふたつの世界
(C)五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
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『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で“コーダ”演じた吉沢、手話取得の苦労を語る

吉沢亮が主演を務める『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、現地でのワールドプレミア、記者会見などに吉沢、呉美保監督らが参加した。

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621日に行われた、本作のワールドプレミアでは、会場全体が大きな拍手で包まれる中、吉沢亮と呉美保監督が舞台挨拶に登壇。

まず司会者から、映画祭参加の感想を問われると、吉沢亮は「個人的な話で申し訳ないんですけど、僕がアクター(俳優)を始めて15周年ということで、そんな記念すべき日に、こうやってたくさんの方に、この中国という場所で、みなさんとお会いできて、こうやって温かく迎えて頂いて、本当に幸せな日だなと。すごく嬉しいなと、喜びをかみしめております。謝謝!」と笑顔でコメント。

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・第26回上海国際映画祭に参加した吉沢亮の写真を見る

“耳のきこえない母”と“きこえる息子”の物語を描く本作。コーダという難しい役どころを演じた吉沢亮は、出演を決めた経緯について「呉監督の過去の作品が大好きで、何回も見させて頂いていて、いつか、呉監督とご一緒したいなとずっと長年思っていました。そのタイミングで、今回お話を頂いて、ものすごくチャレンジングな役ではあるなとは思いつつ、その演じている役の状況だったり、まわりの環境はとても特殊ではあるんですけど、この作品で描いているのは、ものすごく普遍的な親子の関係というか、反抗期的なものであったり、でもその中に垣間見れる親子の愛みたいなことが、とても愛おしく感じて。すばらしい作品だなと思ったので、是非やらせてくださいと受けさせて頂きました」と答えると、会場からは再び大きな拍手が!

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舞台挨拶の後半、観客とのQ&Aでは、続々と手が上がり、「自分が演じた役の中で一番気に入っている役はどれか」という吉沢への質問には「(『東京リベンジャーズ』で演じた)マイキーとか聞こえてきて、中国の方にも伝わっているんだなと、なんだかすごく勝手にうれしい気持ちになりました」と話したうえで、「どの役もお話しを頂いて、すごく大好きだなと思ったからやらせて頂いていますし、どれが一番っていうと、なかなか難しいです。全部好きですけど、でも本作の「大」という役は、今まで演じさせて頂いた中でも、もちろん手話だったり、コーダっていう環境だったり、事前に準備しないといけないことがすごく多かった分、なんだか愛着があるといいますか、作品を含めて、“五十嵐大”は、すごく大好きな役だなと思います」と回答した。

21日はさらに、上海国際映画祭の公式記者会見に吉沢、呉監督が参加。現地メディアから映画祭参加の感想を聞かれると、吉沢亮は「今回初めて上海国際映画祭に参加させていただいて、コンペティション部門での参加も、アジアの映画祭参加も初めてで、すごい緊張していたのですが、ワールドプレミアでお客さんたちと一緒に映画を見させてもらい、すごく良いリアクションをしてくれていたし、このシーンで笑ってくれるんだなぁとか、幸せな気持ちでした。舞台挨拶の時もとても温かい声援をくださって、来てよかった、本当に光栄だなと思いました」と笑顔。

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続いて、手話取得の苦労を問われると、「2ヵ月くらい前から、手話の練習はさせていただきました。その中でただセリフの手話を覚えればよいだけでなく、相手の言っていることをきいて、それに表情でリアクションしたり、手話の中でも例えば「大丈夫」ということも、表情にのせることによって疑問形になってくるとか、表情管理も手話の表現になるという点がすごく大変でした。演技の上手い下手以前に、ちゃんと会話が成立している、という空気感がこの作品にはどうしても必要だったので、どうやってみせていくか、僕がどれだけ手話を上達できていくかが大変ではありました」と吉沢。

その努力には呉監督も絶賛を惜しまず「手話を教えてくださる手話チームのプロの方たちが、みな驚くくらい吉沢さんのセンスがいいと言ってました。そして彼はあまりみせてないですが実はすごく努力をしてくれたのではないかと思います」と紹介。

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そして呉監督はコンペティション部門に選ばれたことについては「それはもう、すごく嬉しいです。映画を作るということは、そもそもなかなか誰でもできることではないので、そんな贅沢なことをさせて頂いて、この映画が日本のみならず、まずは上海で、世界に発信できるということ、さらに、それがメイン・コンペティションに選ばれたことがすごく嬉しい。しかも今年の審査員長がトラン・アン・ユン監督というのは、もうちょっと震え上がってしまって、もう嬉しすぎて大興奮で来ました。そしてただただここで上映して頂く、こうやって、たくさんの方に見て頂いて、また感想などを聞くことができるっていうことで私は満足です」と感激の面持ちで会見は締めくくられた。

また、翌22日のクロージングレッドカーペットには、吉沢、忍足亜希子、呉監督、山国秀幸がプロデューサーが参加。吉沢亮は黒のタキシード、忍足亜希子は青のドレス姿で、吉沢が母・明子役の忍足をエスコートしながら登場し、多くの報道陣に晴れやかな笑顔で応えた。

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は920日より全国順次公開される。

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