ソン・ジュンギが転生して無念を晴らす男を熱演！『財閥家の末息子～Reborn Rich～』

#財閥家の末息子～Reborn Rich～#ソン・ジュンギ #イ・ソンミン #シン・ヒョンビン #韓国ドラマ #韓流 2024.06.28

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会社に全てを捧げた男はあっけなく殺されてしまい……

映画にドラマに大活躍のソン・ジュンギが主演する話題のドラマを紹介する。韓国を代表する財閥スニャングループで忠誠を尽くしながら、あっけなく殺されたユン・ヒョンウ（ソン・ジュンギ）。彼が目を覚ますと、ソウルオリンピックを翌年に控えた1987年だった。スニャングループ創業者チン・ヤンチョル（イ・ソンミン）の孫チン・ドジュンの体に乗り移り、二度目の人生を歩むことに。「この一族の中に自分を殺した犯人がいる」――。そんなヒョンウが一発逆転を狙う、新たな人生ゲームの行方は……!?

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事故を予見した少年は祖父を助けるべく奔走！

転生してすぐは、まだ少年だったドジュン。祖父である会長に次期大統領を言い当て、大韓航空機爆破事故を避けようとする展開がスゴイ。本来であれば、会長はこの飛行機に乗って亡くなるはずだったが、あっと驚く方法で飛行機を乗り換えさせ、難を逃れることができた。この出来事により、ドジュンは会長の絶大な信頼を得ることになる。

前世で天敵だった女性と恋仲に!?

ソウル大学法学部に進学したドジュンは、前世でいわば天敵だった女検事ソ・ミニョン（シン・ヒョンビン）をキャンパス内で見かける。男性アイドル、ソ・テジの追っかけをしている彼女を見て「20年前はこんな風だったのだね～」と呟く姿が実に爽やか。大学時代は友人関係であった彼らだったが、卒業後は公私共に互いを必要とする関係になる。

アラフォーなのに大学生役も違和感がないソン・ジュンギ

アラフォーなのに、爽やかな大学生役も違和感なしのソン・ジュンギは、1985年生まれの俳優。出演映画『このろくでもない世界で』が間もなく公開される。

一方、本作で百想芸術大賞のTV部門男性最優秀演技賞を受賞したイ・ソンミンは、1968年生まれの俳優。2014年のドラマ『ミセンー未生ー』で理想の上司役で一躍有名になった彼が、本作の会長役で見せる凄まじい顔は必見だ。

未来を知っている強みを生かして富を築くドジュンだが……

約35年前の過去に遡って転生するという展開が面白い本作。ソウル大学法学部にストレートで入学できるほどの地頭の良さと、未来に起こる出来事を全て知っているという強みを活かして、莫大な富を築いていくドジュン。そんな彼に度々疑心暗鬼な目を向けながらも、スニャンのために全てを託そうとするヤンチョル会長だったが……。

中盤以降、ヤンチョル会長とドジュンの乗った車が意図的にトラックにぶつけられた事件で、黒幕である真犯人の存在には度肝を抜かれた。結局、間に入った車のおかげで難を逃れたものの、その衝撃で会長はせん妄の症状が酷くなり、ドジュンも隠していた刃を剥き出しにするようになる。名バイプレイヤー達の演技に引き込まれるとともに、1987年からの自分自身の過去を振り返りながら楽しめる、最高のエンタメドラマであった。（文：渡邉啓子／ライター）

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『財閥家の末息子～Reborn Rich～』
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