俳優の新田真剣佑と北村匠海(DISH//)が12月2日、有楽町朝日ホールで実施された映画『サヨナラまでの30分』の完成披露舞台挨拶に久保田紗友、葉山奨之、上杉柊平、清原翔、萩原健太郎監督とともに出席。和気あいあいとトークを展開し、撮影の苦労や“30分だけ入れ替わりたい人物“などについて語った。
・映画『サヨナラまでの30分』完成披露舞台挨拶、その他の写真
本作は、映画『君と100回目の恋』(17年)などを手がけた大島里美脚本のオリジナル音楽ラブストーリー。カセットテープを通じて、1年前に死んだバンド「ECHOLL」のボーカル宮田アキ(新田真剣佑)と30分だけ入れ替わることができる大学生の窪田颯太(北村匠海)、アキの恋人の村瀬カナ(久保田紗友)らが織りなす青春模様を描く。
真剣佑が演じたアキは、この世にはいないものの、颯太にだけ見えているというキャラクター。「皆から見えていないけど、匠海から見えている。ちょっとね、寂しいところありましたよ。皆にアキとして話しかけているのに、皆は見えない。だから颯太を通じて話すしかない」と解説。「それが後半になるにつれてどうなっていくのか、颯太に出会って、どうアキが変わって、皆が変わっていくのかというのが見どころです」と述べた。
颯太を演じた北村は、颯太とアキ、2つの人格を演じた。「1シーンの中で、颯太から始まり、途中アキになり、最後颯太に戻るみたいなこともあった。本当に大変でした」と振り返った。
北村はまた、2つの人格を演じ分けてレコーディングも。「作品に入る前にレコーディングだった。本読みもしていない段階で、監督と『アキならこうだ』とか『颯太ならこう』とか。音楽から役作りに入ることがなかった。撮影に入る前に監督と打ち合わせをしたりレコーディングをしたりしたことで、歌が現場で助けてくれることもすごいあった」と語った。
本作にちなんで“30分だけ入れ替わりたい人物“を質問されると、真剣佑は東京五輪の100m走で優勝した人と回答。「(走り終わって優勝して)その瞬間から30分。取材とか(受けたい)」と屈託のない笑顔をこぼした。
一方、北山は「身長182cmくらいの人になって、オシャレを決め込んで、渋谷の街を歩いてファッションスナップを撮られたい。バッチバチに決め込んで」と言うと、葉山が「僕はマッケン(真剣佑)ですよ。このビジュアルさえあれば…30分、渋谷とか出歩いてキャーキャー言われたい」と願望をダダ漏れさせた。
『サヨナラまでの30分』は2020年1月24日より全国公開となる。
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