この世の終わりか!? 超高濃度の酸性雨が、人、家、街、すべてを溶かす!『ACIDE/アシッド』公開決定
あらゆるものを浸食し、どこまでも襲ってくる死の雨
死の酸性雨が降り出した世界を舞台に、極限状況に陥った人々の決死の脱出劇を描くサバイバル・スリラー映画『ACIDE/アシッド』が全国公開されることが決定した。本作よりビジュアルと予告編を紹介する。
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もしも、ごく平凡な日常生活を営む私たちのもとに、空から硫酸のような雨が降ってきたら…。本作は、第76回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニング部門やシッチェス・カタロニア国際映画祭に出品され、2024年セザール賞視覚効果賞にノミネートされた黙示録的な衝撃作。人、家、街、すべてを溶かしていく、超高濃度の死の酸性雨が降り出した世界を舞台に、極限状況に陥った人々のこの世の終わりからの脱出劇を描く。
異常な猛暑に見舞われたフランスの上空に不気味な雲が現れる。それは南米に壊滅的な被害をもたらした酸性雨を降らせる危険な雲だった。北部の地方都市に住む中年男性ミシャルと元妻エリースは、寄宿学校に預けていた十代の娘セルマをからくも救出するが、あらゆるものを焼き尽くすように溶かす強酸の雨は、容赦なく大勢の市民の命を奪っていく。
フランス全土が大混乱に陥るなか、安全な避難場所を探し求めてあてどなく歩き続ける親子の行く手には凄まじい群衆パニックと、あらゆるものを溶かす高濃度酸性雨のさらなる恐怖が待ち受けていた…。
監督を務めるのは、イナゴの狂気を描いたNetflixのホラー映画『群がり』(21年)で長編デビューを果たした新鋭ジュスト・フィリッポ。2作目となる本作では、ダイナミックなワイドショットと視覚効果を駆使し、“殺人雲”から降り注ぎ、人間や動物はもちろん、車や建造物までも溶かす“死の酸性雨”の恐ろしさを生々しく映し出す。
キャストには、フランス映画界の実力派俳優が集結した。主人公ミシャルを演じるのは、『冬時間のパリ』(18年)『ベル・エポックでもう一度』(19年)など数々の話題作に出演し、監督としても評価の高いギヨーム・カネ。『若い女』(17年)でセザール賞有望若手女優賞にノミネートされ、『シンプルな情熱』(20年)におけるセンセーショナルな演技でも注目されたレティシア・ドッシュが、ミシャルの妻エリースを熱演している。
今回紹介するポスタービジュアルは、アスファルトをも溶かしていく高濃度酸性雨の水溜まりが強烈なインパクトを放つデザイン。水の中をよく見ると、どんよりとした空の反射と、まるで溶けていくかのように歪んだ女の子の顔が…。死の雨の恐怖を最大限に表現した日本完全オリジナルのおぞましいビジュアルとなっている。
また、予告編では、突如降り出した強力な酸性雨が世界を変貌させていく様子がまざまざと映し出される。次々と街を破壊していく死の雨、逃げ惑いパニックに陥る群衆、懸命に生き延びようとするひと組の家族。圧倒的なリアリティと恐怖、息もつかせぬ展開を期待させる、緊迫感MAXの予告編となっている。
『ACIDE/アシッド』は8月30日より全国公開。
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