Hey!Say!JUMPの山田涼介が12月10日、映画『記憶屋 あなたを忘れない』完成披露メモリアルイベントに芳根京子、佐々木蔵之介、蓮佛美沙子、泉里香、濱田龍臣、平川雄一朗監督とともに出席。本作にまつわるトークを展開し、かつて子役として活躍した濱田の成長ぶりを目の当たりにして「僕の身長も抜いて…」と自虐を交えて喜んだ。
本作は、シリーズ累計50万部を超える織守きょうやの小説「記憶屋」を原作とするラブストーリー。大学生・吉森遼一(山田)が、恋人・澤田杏子(蓮佛)の記憶を取り戻すために記憶屋探しに奔走する様を描く。
山田は本作について「様々なキャラクターが出ていて、どのキャラクターにフォーカスを合わせていくかで見え方が変わってくる映画。世代を問わず楽しんで頂ける作品になったのでは。皆さんが大切なものを見返すきっかけになれば」とアピールした。
また、遼一の幼なじみ・河合真希を演じた芳根の芝居が「化け物の類(たぐい)」だと称賛。「本読みの段階で本意気でやっていた。これは俺ももっと本腰入れて、幼なじみとしてできることはやっていこうと思った。芳根さんの演技に引っ張ってもらったところもある」と話した。
1泊2日で撮影に臨んだ佐々木は「広島旅行に行った気分」だと明かし、広島近くの福岡も訪れて「ジャンプ(Hey!Say!JUMP)のライブを見た。しかもマネージャーがインフルエンザになったから、俺1人でヤフオク(ドーム)に入った」と肩を揺らして笑った。
関谷要役の濱田が「僕自身、全然人見知りしないタイプなんですけど、要は排他的な印象を抱いた。どうするんだろうな、というのはちょっとありましたけど試行錯誤した部分がスクリーンに映っているのではないかなと思います」と凛々しい表情で語ると、山田はニコニコしながら「いや〜、こんなに小さかったのにね! 本当にね! いつの間にかね、僕の身長も抜いて…」と自虐発言。会場の女性ファンを笑わせた。
本作にちなんで、“記憶屋に消されたくない今年1番の思い出”を問われて山田は「蔵之介さんがご自身のクランクアップに日本酒をくださった。とてつもない美味しさで、あの味は忘れたくない。しかも、あの味は1年後に変わっていくものなんですよね。あの味は二度とたぶん味わえない。美味しすぎて、家で飲みすぎてペロンペロンになった」と回答。横にいた佐々木がニヒルな顔で「またこの冬もいい酒ができて…」と山田に囁(ささや)いていた。
一方、芳根は同じ問いを受けて「(日本)アカデミー賞の新人賞を頂いて、式典で見た景色。忘れられないし、忘れちゃいけないと思います。やっぱりあの場所にもう一度立ちたい。でも次はもう新人賞はない。と、思ったときに…『うん、頑張らないとな』とあの景色を思い出す度に思う」と自身に言い聞かせるように述べた。
会場では、本作主題歌が中島みゆきの「時代」になると発表。中島自身が歌う「時代」が映画主題歌になるのは初となる。山田は「内容にすごくリンクしている歌詞が多い。この映画の良さをより出してくれている」と感謝の言葉を述べていた。
『記憶屋 あなたを忘れない』は2020年1月17日より全国公開となる。
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