映画史に残る駄作との呼び声も高く、米映画レビューサイト「ロッテントマト」でまさかの満足度0%を獲得したサイテー映画の決定版『死霊の盆踊り』が、この冬HDリマスターで日本のスクリーンに奇跡の復活を遂げることとなり、その予告編が解禁となった。
満月の夜、人気のない荒れ果てた墓地で、黒衣の男が棺桶の中から目覚める。男は夜の帝王クリスウェル。クリスウェルは闇の女王に命じ、不幸な死を遂げた女たちの浮かばれない霊を呼び出す。そして、次々と蘇った女たちの霊は、豊満な肉体を揺らしながら墓場で踊り狂う。一方、ホラー小説家のボブは、小説のインスピレーションを得ようと恋人のシャーリーを連れて夜のドライブをしていたが、事故を起こしてその墓場に迷い込んでしまう。やがて2人はミイラ男と狼男に拉致されて囚われの身となり、墓石に縛り付けられ、幽霊美女たちの終わりなき悪夢の裸踊りを延々と見せられることになる。
徹底的にくだらない設定! ストーリー性皆無の展開! 大げさかつ意味不明なセリフに驚くべきダイコン演技! そしてただひたすら女幽霊たちが狂ったように踊り続けるトップレス・ダンスの無間地獄! 全編を貫く映画的凡庸さとは裏腹に、繰り広げられるハイクオリティなヌードとダンスのコラボレーション! 本作は、映画史上最も有名なサイテー映画の代名詞『プラン9・フロム・アウタースペース』と並ぶサイテー映画のレジェンドにして、邦題史上に残る迷(名)邦題として名高く、その題名を聞いただけで映画ファンの誰もが爆笑する究極のカルトムービーだ。
解禁となった予告編は、めまいを催す迷場面、珍場面の数々に加え、大人気ミュージカル「キャッツ」を先取りしていた(元ネタ?)と一部で話題の“猫ダンス”も収録。本編最大の見せ場である美しきヌードは控えめながら、この映画の驚異の狂おしさが満載の映像となっている。
『死霊の盆踊り』HDリマスター版は12月28日よりシネマカリテにてレイトショー公開となる。
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