『お母さんが一緒』初日舞台挨拶でキャスト陣が橋口監督の誕生日をお祝い
橋口亮輔監督最新作『お母さんが一緒』初日舞台挨拶が開催。江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)、橋口監督が出席した。翌7月13日が橋口監督の誕生日ということで、4名のキャスト陣はそれぞれに工夫を凝らしたサプライズのプレゼント用意。会場は大きな盛り上がりを見せた。
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映画の中では、江口、内田、古川演じる3姉妹が、母親への親孝行のために温泉に行き、サプライズのプレゼントを贈るが、これにちなんでこの日は、キャスト陣がそれぞれに橋口監督のためにサプライズのプレゼントを用意。
舞台挨拶の終盤、明日7月13日が橋口監督の誕生日であることがMCから発表されると、「せーの」という合図に続いて、内田が劇中でも歌っているDREAMS COME TRUEの「HAPPY HAPPY BIRTHDAY」を橋口監督のために熱唱した。
続いて、青山はサプライズ“懺悔”報告として、「映画をやっていて、笑っちゃうところがいくつかあったんですけど、映画を撮り終わった後のネルソンズの新ネタライブで、どうしても良いボケが出てこなくて、つい(映画の)下りをそのまま使っちゃいました。江口さんとのシーンのやり取りを相方の和田まんじゅうと僕で、そのままやっちゃいました。すいません! おめでとうございます!」と告白&祝福した。
古川は、橋口監督のために石鹸をプレゼント。「最近、雨の日が多いですが、雨が上がった後の森の中をイメージして調合された石鹸です。監督にぜひ使っていただきたいと思って用意しました。これでさっぱりしてください」と壇上で橋口監督に手渡した。
そして、江口は監督のためにしたためてきたという手紙を朗読。照れくさそうに「こんな人前で読むもんじゃないと思うので、だいぶ抜粋して読みます」と前置きし、「橋口監督へ。監督、お誕生日おめでとうございます。監督は、今回の映画のリハーサル初日に『この物語は女たちが傷ついて、ケンカしあって、ボロボロになるんだけど、最後に無垢なものが残るといいね』とおっしゃいました。私は、その無垢なものを橋口監督を見て感じます。橋口さんの映画は橋口さんそのものだと思います。私は橋口さんも、橋口監督の映画も大好きです。では、お体にお気をつけて良い夏をお過ごしください」と読み上げ、手紙と花束を手渡した。
キャスト陣の祝福に橋口監督は、「何かするんじゃないかなと思ってました…。宣伝部に『絶対にしないでね』と念を押そうと思ってたんですけど、そういうそぶりが見えなかったんで、大丈夫かなと思っていたんですが、いつの間にかこういうことに…(笑)」と恥ずかしそうに笑みを浮かべる。
そして「もうすぐ死ぬと思いますので(笑)、いっぱい作品を残すことしかできないかなと思いますので、頑張って作品を撮っていきたいです。去年の9月に撮っていたものが、いま公開ということで、私にしてみたらすごく速いペースで公開なので、こういう感じでやっていけば、多くの作品をお届けできるかなと思います。なかなか、そうもいかないですけど(苦笑)、頑張って撮っていきましょう。本当に素晴らしい出演者——この4人がそろったことが、何よりこの作品の要だと思いますし、本当にラッキーでした。本当に楽しい、そして良い作品になったことを嬉しく思います。どうぞ最後まで楽しくご覧ください。ありがとうございます」と今後に向けての抱負を口にした。
『お母さんが一緒』は現在公開中。
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