特撮映画『シン・ウルトラマン』で主演を飾る俳優・斎藤工が12月14日、東京ドームシティで催された円谷プロダクション史上最大の祭典「TSUBURAYACONVENTION 2019」のオープニングセレモニーに樋口真嗣監督とともに登壇。『シン・ウルトラマン』に出演する現在の心境や「ウルトラマン」にまつわる幼少期のエピソードなどを語った。
同作は、『シン・ゴジラ』の総監督・脚本をつとめた庵野秀明が企画・脚本を手がける『ウルトラマン』シリーズ最新作。「ウルトラマン」のデザインは、『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』などで実質的な美術総監督として今に続く『ウルトラマン』シリーズの世界観構築に大きな功績を残した成田亨(なりた・とおる)が、1983年に描いた絵画「真実と正義と美の化身」がコンセプトとなっている。
斎藤は、ウルトラマンとの思い出を述懐。「父が『ウルトラマンタロウ』の現場で働いていた影響もあって、『ウルトラマン』や怪獣の人形が唯一の遊び道具でした。『シン・ウルトラマン』の出演オファーを受けた時の感想 “ウルトラマンになる男”に選ばれた時は、まさか自分が本当に変身する、という人生とは思っていなかったので夢のようでした。物語の内容はまだお話しできませんが、『だから僕がやるんだ』という理由がそこに書かれていた気がした不思議な体験でした」と話した。
会場では、『シン・ウルトラマン』のデザインを初お披露目。2体の雛形を前に、斎藤は「ずっと見ていられる美しさがありますね。すごく自然な生命体な気がします」と感想を述べ、樋口監督は「かつて自分で『ウルトラマン』をやってしまうほど『ウルトラマン』が好きな庵野秀明の思いを結晶させたいというのが我々の仕事です。庵野が望んでいる、どういうのが好きなのか、どういう『ウルトラマン』を見たいのか、作りたいのか、ということを徹底的に集めてこの形になりました」と解説。会場の笑いを誘った。
『シン・ウルトラマン』は2021年に公開となる。
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