俳優の藤原竜也が12月16日、品川のClub eXで行われた主演映画『カイジ ファイナルゲーム』のプレミアム試写会に福士蒼汰、関水渚、吉田鋼太郎、佐藤東弥監督、原作者・福本伸行とともに登場。本作の印象や撮影時のエピソードについて冗談まじりに語った。
本作は、原作者・福本伸行による完全オリジナルストーリーで描かれる映画『カイジ』シリーズ最終回。東京オリンピック後の不況の最中、自堕落な生活を送っていたカイジ(藤原)が、大金持ちの老人が主催するイベントで一攫千金のチャンスをつかもうと奮闘する様を描く。
藤原は、今回の9年ぶりのシリーズ最新作は「(福本)先生に、前作を上回るエグいゲームを書いて頂きました」と手応えを口に。自身で「エグい」と評したオリジナルゲーム「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」などに関して「ザワザワですよ!」と言い、「福士君とかとは1日中ジャンケンしかしていない。鋼太郎さんはなぜかね、秤(はかり)に乗ってるんですよ(笑)。面白い。(どんでん返しの演出などが)裏の裏の裏の裏の、裏ですよ」と興奮まじりに解説した。
カイジの魅力を問われて「今、自分に対してとか、相手に対して、国に対して、会社に対してとか、自分たちが常に思っている色んな感情があって、それをなかなか表に出せない世の中。カイジはある種の代弁者になって、それを強烈に投げかけてくれる。それがカイジというキャラクターの魅力の1つ。やりながら、それが先生が描く世界観なのかなと思っていました」と回答。
さらに、プライベートで勝負強いかどうか問われて「勝負強い。普段の生活から絶対に負けない。本当の負けは知っている。知っているんです…強いっす」と断言。すぐさま「何言ってるんだよ…」と我に返り、来場者の笑いを誘った。
高倉浩介役の福士は「悪い人に見られがちだけど信念を貫いている男。そういう部分を見てほしい」とアピール。「そんなに悪い男を演じたつもりはない。(高倉は)自分の正義にもとづいて動いている。自分にとっての正義と、カイジの正義がぶつかる時の爆発力がデカい気がする。それを意識しながら演じました」と話した。
“日本の派遣王”黒崎義裕を演じた吉田は「藤原君とは舞台で何度も共演しているけど、実は映像(作品)では初めて。やっと念願叶って嬉しいです」と心境を明かし、自身の人気ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)にかけて「最後、藤原君と対決する宿敵でございますけど、最終的には結ばれる役です」とボケて会場を沸かせる一幕も。たまらず藤原が「それ、違うアレじゃないですか!?」とツッコむと、福士も「『〜ずラブ』みたいなやつですよね?」と続け、吉田は「ちょっと色々一緒になっちゃった」と茶目っ気を見せた。
『カイジ ファイナルゲーム』は2020年1月10日より全国公開となる。
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