高橋一生と蒼井優が、12月18日に新宿バルト9にて行われた映画『ロマンスドール』の完成披露試写会に登場。本作で18年ぶりに共演した高橋と蒼井が、初共演時の思い出や、夫婦役を演じた感想などを語った。
本作は、一目で恋に落ちて結婚した夫婦の日々を描き、型破りな設定とセンセーショナルな展開に、多くの話題と共感を呼んだ同名小説の映画化。発表から10年を経て、原作者であるタナダユキ自らが脚本・監督をつとめている。愛し合って結婚したはずなのに、平穏な日常の中で変化していく関係、仕事と家庭…「恋愛・結婚」における永遠の問いをテーマに、現代夫婦のかたちを圧倒的共感度で描く。夫の嘘と、妻の秘密。それぞれの思いを抱えながら、2人はどんな答えを見つけるのか? 変わりゆく男女の感情をリアルに映し出す、美しく儚い、大人のラブストーリー。
完成披露の舞台挨拶には高橋と蒼井をはじめ、三浦透子、きたろう、タナダユキ監督が登壇。高橋は美大卒業後にフリーター生活をしていたところ、ひょんなことからラブドール制作工場で働き始め、次第にその魅力にのめり込んでいく主人公・北村哲雄を演じ、蒼井が哲雄の妻・園子を演じる。高橋と蒼井は『リリィ・シュシュのすべて』(01年)以来、18年ぶりに映画共演を果たした。
高橋は蒼井との再共演について「またご一緒したいなとは思っていたが、夫婦という形で共演できるとは思わなかった」と感慨深げ。「『リリィ・シュシュ』の時は蒼井さんは14歳で僕は20歳すぎ。現場での遊び方も違っていた」と切り出すと、蒼井は「私はカエルを捕まえて遊んでました」と照れ笑いを浮かべる。
蒼井は高橋との初共演を振り返って「私にとって初めての現場で、何も知らない状態だった。『リリィ・シュシュ』の共演者には、地元の知り合いのような、親近感があって。今までは『一生くん』と呼んでいたんですけど、すごい先輩だったということに気づいて……でも今さら『高橋さん』って呼んでもなと思い、14歳の時の無礼さをいまだに引きずっています」と明かした。
本作での共演について、高橋は「お芝居は会話のキャッチボールと言われるが、蒼井さんとのお芝居はジャグリングのよう。球が上からも下からも行き交っているような感じ」と語り、蒼井は「一生くんは心でのお芝居と技術、両方を持っていて、無敵だと思いました。瞬発力と持続力で、ご自身の理想とされる演技に確実にたどり着ける。私はセリフを素直に聞いて、素直に返すだけをしていました」と高橋への尊敬と信頼の思いを語った。
タナダ監督は小説発表から10年を経ての映画化にあたり「小説と映画はちがうもの。小説を読み返さないようにして、映画として作り直そうとういう気持ちで臨んだ。自分で書いた脚本だけでは足りていなかったものが、キャスト・スタッフのおかげで豊かな作品になった。みんなで作った感じです。難しいことを考えないで、楽しんでほしい」と観客にメッセージを送った。
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