いよいよ2020年の幕開け!元旦の本日、今年5月31日に90歳を迎え、監督40作目となる『リチャード・ジュエル』の公開が控える巨匠クリント・イーストウッド監督から「あけおめ」コメント動画が到着した。
本作『リチャード・ジュエル』は、1996年のアトランタ・オリンピック爆破事件を描く実話に基づく作品。開催中のオリンピックで爆破テロ事件が勃発。不審なバックを発見した警備員リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)の迅速な通報によって多くの人命が救われるが、爆弾の第一発見者であることからリチャードは、FBIに疑われ、第一容疑者として逮捕されてしまう。情報は瞬く間に拡散し、メディアによる連日の報道で、ジュエルは名誉だけではなくプライバシーまでをも奪われてしまう。そうした中、リチャードの潔白を信じる弁護士ワトソン(サム・ロックウェル)が立ち上がる。
解禁となった映像は、イーストウッドが「日本の皆さん、あけましておめでとうございます」と英語であけおめコメントを発した後、「映画『リチャード・ジュエル』は、96年アトランタ爆破事件の実話です。全国民が敵になってしまった英雄の物語を世界に伝えたいです。ぜひご覧ください」と話すもの。
リチャードの潔白は、事件発生から6年後の真犯人逮捕まで晴れることはなかった。だが、イーストウッドは言う。「人は情報をきちんとまとめて考えない。6年後に真犯人が現れ、罪を告白し、逮捕されたということと、リチャードの潔白を人々はつなげて考えない」と。一度報道された「爆弾犯」というレッテルは、容易に払拭することができないのだ。
『リチャード・ジュエル』は1月17日より全国公開となる。
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