トランプVSハリウッドの行方は? 大統領はツイートで風刺映画攻撃、俳優からは痛烈批判

#トランプ大統領#ハリウッド#ロバート・デ・ニーロ

トランプ大統領のツイッター
トランプ大統領のツイッター

【2020年に引き継がれたハリウッドニュース/#1】
ハリウッドは人種差別主義、
道義も善悪の感覚もない、と攻撃合戦

2020年はアメリカで大統領選挙が行われる。トランプ大統領はすでに再選を目指して出馬表明しているが、民主党支持者の多いハリウッドとの関係は相変わらず芳しくない。

性的暴行への非難、環境保護への気運高まる!/2019年のハリウッド

2019年夏に全米公開を予定していたヒラリー・スワンク主演のホラー映画『The Hunt(原題)』は大統領のツイートが一因となって公開中止になった。銃社会と政治的分断をモチーフにした風刺的な内容だが、人が人を銃で狩るという設定が、テキサス州エルパソで銃乱射事件が起きた直後ということもあって問題視され、そこに大統領が「ハリウッドは最悪だ」「ハリウッドは人種差別主義者だ」「こういう映画を作って、彼らがやろうとしているのはわが国にとって非常に危険なことだ。ハリウッドのしていることはわが国に大きな害を及ぼす」とツイートし、映画の公開は無期延期となった。

大統領に厳しい言葉を投げ続けているのはロバート・デ・ニーロだ。ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで「道義も善悪の感覚もない卑怯なやつ」と大統領を評し、12月にマイケル・ムーア監督のポッドキャスト「Rumble」に出演した際も現政権について「まるで虐待関係のように感じる。何が起きるかわからない」「安心して頼ることができない」と痛烈に批判した。(#2へ続く…)

#2「ハリウッドに見る性差別、人種差別の現状。理想と現実の差は偶然? それとも…」