女優の蒼井優が1月13日、東京・神楽座で実施された映画『ロマンスドール』の公開記念トークイベントに俳優の高橋一生とともに出席。アットホームな雰囲気の中、高橋と結婚や恋愛観などについて語り合い、南海キャンディーズの山里亮太との結婚生活を「車線変更」と表現した。
本映画は、タナダユキの同名小説を原作に、タナダ自身が脚本・監督をつとめた大人のラブストーリー。ラブドール職人の男・北村哲雄(高橋)と、一目で恋に落ちて結婚した妻・園子(蒼井)の日々を描く。
今回のイベントではMCを立てず、蒼井と高橋が2人で進行を担当。観客から寄せられた質問に答えるQ&Aを展開した。
観客からの最初の質問は、「結婚したいけど、他人と人生をともにするのが怖い」という方から寄せられた「この映画に出て、結婚に対する意識が変わったか?」というもの。高橋は「(結婚が)できるかな? という恐怖はあります(苦笑)。この歳になると…」と自虐気味に答えつつ「そもそも結婚に対して、イメージしているものが少ないです」と明かし、蒼井も「私もそうでした」と同意。
劇中の新婚生活のシーンの話になり、高橋は「去年の1月に蒼井さんと(劇中の)新婚生活の撮影をしたのが楽しかったです。新しいダンボールや荷物を持って帰って『よろしくお願いします』とか言うのは、俳優冥利に尽きるなと思いました」と語った。「(結婚)したいけど、相手がいないと始まらないですからね」と語る高橋だが、普段ほとんど外に出ず、家の中で自転車をこいでいることが多いと明かすと、蒼井が「それ(自転車)を捨てたほうがいい! その脚力で外に出るべき!」とツッコミ。一方の蒼井は、結婚で生じた生活の変化を「“車線変更”って感じです。大きく道が変わるというわけでもない感じ」と表現した。
さらに「一目ぼれしたことはありますか?」という質問には、高橋が「あります」と即答。「だいたい、ファーストインプレッションで『あ、僕はこの人を好きになってしまうんだろうな』というのはブレないんですけど、(恋に落ちる人の)系統が似てるかというとそうでもない」と語った。「今はどんな人がいいですか?」という蒼井からの問いには「笑うときにものすごく笑ってくれる人がいい」と返答。蒼井も「若いうちはビジュアルや造形美みたいなことが気になるかもしれないけど、ちょっと歳を重ねると、結果、表情筋(が大事になる)。若い子でコンプレックスがある子もいるかもしれないけど、もうちょっとしたら、素材で勝負できるときが来る」と同意した。
『ロマンスドール』は1月24日より全国公開となる。
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