不適切な関係はでっち上げなのか? モニカ・ルインスキー製作、大統領弾劾裁判を完全再現の衝撃作

#BS10 スターチャンネル#アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判#クライヴ・オーウェン#サラ・ポールソン#ドラマ#ビーニー・フェルドスタイン#ビル・クリントン#モニカ・ルインスキー

『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』
(C)2021 Twentieth Century Fox Film Corporation and FX Productions, LLC. All rights reserved. Photograph (C) 2021 Twentieth Century Fox Film Corporation and FX Productions, LLC. All rights reserved.
『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』
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『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』
『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』

国家的危機を招いた不倫騒動を新たな視点から描く政治スリラー

モニカ・ルインスキー製作、ビル・クリントン米大統領の弾劾を招いた不倫騒動の顛末を新たな視点から描いたドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』。9月9日から「BS10 スターチャンネル」にて放送される本作より、“性的関係”を完全否定したクリントン緊迫の予告を紹介する。

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本作は、O・J・シンプソン事件やヴェルサーチ暗殺など、米国で実際に起きた犯罪を克明に描いて世界的ヒットとなった『アメリカン・クライム・ストーリー』のシリーズ第3弾。1998年に露見したビル・クリントン米大統領とホワイトハウスのインターン、モニカ・ルインスキーの不倫騒動の顛末を複数の女性たちの視点から描き、国家中枢やマスコミが一般市民にふるう権力の強大さが見事に浮き彫りにされる。

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1998年1月、24歳のモニカ・ルインスキーは、ペンタゴン(国防総省)の同僚のリンダ・トリップに呼び出されて近くのショッピング・モールに出向くが、そこで彼女を待ち受けていたのはFBIのエージェントたちだった。

ルインスキーは、1995年11月からホワイトハウスでインターンとして働いている間、ビル・クリントン大統領と性的な関係を持つようになっていた。トラブルを懸念した周囲のスタッフたちによってホワイトハウスから転勤させられたルインスキーは、クリントンに会えない不満をトリップに電話で吐露。冴えない政府職員として一発逆転を狙ってたトリップは、著作権エージェントで友人のルシアン・ゴールドバーグに強く勧められ、ルインスキーからの電話を密かに録音し始める…。

ルインスキー役を『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(19年)で圧倒的な存在感を見せたビーニー・フェルドスタイン、不倫騒動発覚のきっかけを作り出した政府職員トリップ役をライアン・マーフィ作品の常連サラ・ポールソンが演じる。クリントン大統領役には、英国人俳優のクライヴ・オーウェン。

『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』

放送に先がけて、初映像となる予告編が解禁された。映像は、ホワイトハウス勤務になった若きインターン生、モニカ・ルインスキー(フェルドスタイン)が意気揚々と出勤する様子から始まる。上司から「世界を動かす人たちの下で働くのだ」と晴れやかな言葉がかけられるが、それと同時に意味深にアイコンタクトを取るルインスキーとクリントン大統領(クライヴ・オーウェン)の親密なカットが映し出される。

そして、ペンタゴン(国防総省)で働くリンダ・トリップ(ポールソン)は、ルインスキーと同僚になり親交を深めるうち、ルインスキーと大統領が不倫関係にあることを知ると、ルインスキーとの通話を録音。何者かに情報をリークするのだった…。

『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』

マスコミから追われ、世間の好奇の目にさらされたルインスキーは、刻々と窮地に立たされる。一方で大統領は、宣誓証言で「その女性と性的関係を持ったことはありません」とルインスキーとの“不適切な関係”をきっぱり否定する。米大統領の弾劾裁判を完全再現したストーリーに期待の高まる緊迫の映像となった。ルインスキーだけではなく、同大統領相手に訴えを起こした女性たちに待ち受ける、あまりにも“ドラマ的”な衝撃の実話から目が離せない。

2017年の初め、ライアン・マーフィが『アメリカン・クライム・ストーリー』シリーズの最新作にビル・クリントンの弾劾を採り上げるというニュースが報じられた際、モニカ・ルインスキーはパニックに陥ったという。「前日までは無名だったのに翌日にはプライバシーがなくなっている。刑務所に入れられるかもしれないし、家族を破産させるかもしれない。事件当時はそんな恐怖に怯えていたものです。20年間、自分がニュースにされなかったからといって、あの話が終わったわけではないと思いました」とルインスキーは振り返る。

『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』

そんな彼女にマーフィが連絡してきて、事件に関与した女性たちの視点から描くことを提案。ルインスキーはプロデューサーとしてプロジェクトに参加して、脚本やセットなどをはじめとした製作全般のスーパーバイザー役を務めた。「当時の出来事が再現されていくのを見るのはつらかった」としながらも、ルインスキーは作品の出来には満足していたそうである。

『アメリカン・クライム・ストーリー/弾劾裁判』字幕版は、BS10 スターチャンネルにて9月9日より毎週月曜23時ほか1話ずつ放送。吹替版は9月7日17時30分より第1話先行無料放送、9月11日より毎週水曜23時ほか1話ずつ放送。