映画『パンク侍、斬られて候』で共演した俳優の綾野剛と北川景子が、新作映画『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』にて、刑事役で初めてバディを組むことが分かった。それぞれが本作にかける意気込みなどを語ったメッセージが届いている。
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本作は、2010年「さよならドビュッシー」で、このミステリーがすごい!大賞を受賞して作家デビューし、“どんでん返しの帝王”の異名を取り、数々のミステリー小説を世に送り出す作家・中山七里の同名小説を原作とするクライムサスペンス。安楽死を手口とする連続殺人犯と刑事の攻防戦をスリリングに描き出す。
綾野は今回、主人公の警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人を演じる。北川は冷静沈着な女性刑事・高千穂明日香として、犬養のバディ役を担う。監督は『神様のカルテ』『チェイス』など人間ドラマからサスペンスまで幅広い作品で手腕を発揮してきた深川栄洋。撮影は、2019年7月〜8月の真夏に行われ、現在は編集中だという。
本作の出演について、綾野は「禁断の題材にとうとう触れてしまった思いでなりません。」とコメント。撮影中のことを振り返り、「この作品の強度に耐えうる表現ができているのか? と自問自答の日々でした」と不安を吐露したが、「そこで大きな支えとなり現場を包み込んでくれたのが初バディである北川景子さん。2度目の共演ですが、本当に頼もしく、常にブレない芯の強さと清らかさがあります」とバディ役の北川に支えられたとコメント。「深川監督、各部署スタッフ、キャストとともに、新境地に立つことができました。お届けできる日が今から楽しみです」と自信をのぞかせている。
綾野とのバディについては「綾野さんとは2度目の共演ですが、2人1組でずっと動く役は初めてです。綾野さんは常に役と向き合っておられる熱い方です。犬養が一つのことに集中した時にかもし出す殺気や、こうと決めたら一直線に突き進んでいく勢いは綾野さんなのか犬養さんなのか、分からないほどでした。私は部下でありながら、そんな綾野さん演じられる犬養を冷静に、時々呆れながら、時々乱暴に扱いながら見守る役です。手のひらで転がしていると言っても過言ではありません。現場でも気がつけば綾野さんをずっと観察していました。綾野さんは思いつきでいろんなことをお芝居に取り入れたり、好奇心旺盛な子どものような一面があると今回初めて気がつきました。そんな綾野さんを後輩ながらほほえましく見守ってきた夏でした。私たち凸凹コンビをどうぞ楽しみにしていてください」と語っており、息の合ったバディを期待させる。
『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』は2020年11月に全国公開となる。
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