俳優の新田真剣佑と北村匠海が2月1日、TOHOシネマズ 日比谷で行われたW主演映画『サヨナラまでの30分』の公開御礼舞台挨拶に萩原健太郎監督とともに登壇。真剣佑は、本作の音楽プロデューサー・内澤崇仁氏から絶賛された美声でナマ歌を披露した。
本作は、映画『君と100回目の恋』(17年)などを手がけた大島里美脚本のオリジナル音楽ラブストーリー。カセットテープを通じて、1年前に死んだバンド「ECHOLL」のボーカル宮田アキ(真剣佑)と30分だけ入れ替わることができる大学生の窪田颯太(北村)、アキの恋人の村瀬カナ(久保田紗友)らが織りなす青春模様を描く。
真剣佑は、公開後の周囲の反響について「周りの方々が観てくれていて、毎回何度か泣いたという報告を受けています。3回泣いたという方が多い」と報告。北村は「僕は4回泣きました!」と自己申告し、「自分が演じているのを見ているのに、こらえきれなかった」と感慨深げに振り返った。
MCから、SNSでは「頭が痛くなるほど泣いた」といったコメントもあると紹介されると、真剣佑は「僕も以前舞台を見た時に“頭が痛くなるほど泣いた”ことがあるんですけど、あのくらいってことですよね!? 相当ですよ!(笑)」と喜びを噛みしめた。
本作にちなんで“かけがえのない瞬間”について質問がおよぶと、北村は「今日はサウナやカレー、サボテンの話はやめようと思う」とこよなく愛する趣味関連のトーク内容を自粛しようとするも「至福の時間といったら、カレーを食べてサウナに入って、帰って植物に水をあげながら会話する。そういうことが一番ナチュラルで好きかなぁ」と前言撤回で趣味全開のトークを展開。
一方、真剣佑は「かけがえのない瞬間は今かもしれない。ゼロから作ったものを皆さんに見てもらえるこの瞬間」と真剣な眼差しで客席へ投げかけると、直後に「今すごくいいことを言ったかもしれない!」と自らのコメントを自賛し、場内は笑いの渦に。
続いて、内澤氏の代読コメントで「軽く歌った声が良すぎて衝撃を受けた」「感情の表し方や表現の幅など、恐ろしさを感じた」などと絶賛された真剣佑は「熱いですね…嬉しいです」としみじみ。劇中曲「瞬間」のワンコーラスを口ずさむサービス精神を発揮し、会場をざわつかせた。
また、北村はプライベートでも親交の深いバンド「雨のパレード」が書き下ろした本作のリード曲「もう二度と」がお気に入りだと答え、「(ボーカルの福永)浩平から、今度匠海が主演する映画の曲を書くんだ、と言われて。ただの仲のいい友達と、主演として前に立つ映画で一緒に組めたのは嬉しかった」とニッコリ。しかし「雨パレが今度ライブで『もう二度と』をセルフカバーするみたいです。完全に『サヨナラまでの30分』に媚びを売ってきている…」とジョークを交えつつ、感謝の思いを述べた。
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