中川大志と石井杏奈が映画『砕け散るところを見せてあげる』でW主演を務めることが発表された。2人の共演は『四月は君の嘘』(16年)以来、およそ4年ぶりとなる。
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竹宮ゆゆこの小説が原作の本作。大学受験を控えた普通の高校3年生で人よりも正義感が強い濱田清澄(中川大志)は、学校1の嫌われ者・高校1年生の蔵本玻璃(石井杏奈)が、いじめを受けている現場をたまたま目撃し、その正義感の強さから彼女を助ける。それがきっかけで、いじめ問題から玻璃を救おうと試み、次第に玻璃との心の距離も縮まっていく。メガホンをとるのは『うさぎドロップ』『蟹工船』のSABU監督。
「この物語は、ヒーローの話ではなく、ヒーローになろうとした1人の少年の話です」と話す中川は、自身が演じる役柄について「かなりのアドレナリンを分泌しながら演じました。限界の先のゾーンまで自分のギアを持っていった。自分でも見たことのない顔が作品の中に残ったと話した」と話す。また初共演は中学2年生のときだったという石井については「3回目の共演だったので、安心感があった。玻璃という難役に果敢に挑んでいる姿が頼もしかったです」と明かした。
そんな石井もまた「同い年の中川さんの、体当たりの演技に毎日刺激をもらっていました」とコメント。中川同様全力でぶつかったという自身の役については「原作を読んで、その面白さに気合が入った。大変な撮影も楽しいと思えるくらい好きな役でした」と本作への思いを語った。
原作者の竹宮も震えるほど感動したという待望の実写化。これまでのイメージとは違う、2人の痛々しいほど全力な演技に期待が高まる。
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