山崎賢人と松岡茉優が3月25日、丸の内ピカデリーで行われた映画『劇場』の完成記念イベントに寛一郎、行定勲監督、又吉直樹(ピース)とともに出席。新型コロナウイルスの影響により無観客で行われた会場で、本作にちなんだトークを繰り広げた。
本作は、芥川賞作家の又吉が手がけた同名小説を原作とする青春ラブストーリー。演劇に身も心も捧げ、社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年・永田(山崎)と、彼の夢を信じる健気な沙希(松岡)の2人が織りなす、7年間の切ない恋愛模様を描写する。
出席者らは、ガランと静まる約800席ある劇場の中央に座ってトークすることに。松岡が「不思議〜!」と声を上げれば、行定監督は「なかなかないことだから、これは記録しておいたほうがいいよね。今しかない風景だと思う」と述べた。
本作について山崎は「初めて原作を読んだとき、『絶対長田をやりたいな』と思った。長田の人間のダメさや弱さ、愚かさが魅力的で、共感できるなと思って演じていた」とコメント。すると松岡は、山崎が松岡を後ろに乗せて自転車をこぎながら、台本4ページ分のセリフを言う長回しシーンの撮影を振り返り「(山崎が)1回も(セリフを)噛まない」と目を丸くした。
また、作品にちなみ「生涯忘れられないこと」を聞かれた山崎は、中学時代に家族で大島に行った際のエピソードを披露。「釣りして、とった魚を民宿のおじさんが焼いてくれた魚の味は忘れられない。すごくおいしかった。『自分で釣ったのって、こんなにうまいんだな』と思った。次は(自分で魚を)さばきたい」と屈託のない笑顔を見せた。
イベント終盤には、行定監督と親交の深いポン・ジュノ監督から、本作に関する熱のこもった長文の手紙が届いたことが明らかに。MCが代読した抜粋では「青春期の男女の感情の、繊細な調律師である行定監督ならではの、熟練した、老練な腕前を再確認できる作品」と本作が褒め称えられ、山崎と松岡は名指しで「(演技が)すばらしく、本当に良かった」と評された。
『劇場』は4月17日より全国公開となる。
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