志村けん、初主演映画『キネマの神様』の出演辞退

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新型コロナウイルスに感染し緊急入院した志村けんが、初主演映画『キネマの神様』の出演を辞退したことが発表された。志村が所属するイザワオフィスの井澤健社長と、本作の配給元である松竹の大角正常務取締役映像本部長はそれぞれ、以下のコメントを発表している。

志村けんが映画初主演!山田組で菅田将暉と2人1役

株式会社イザワオフィス 代表取締役社長 井澤健
「今年70歳を迎えた志村にとって、本作品は人生で初の主演映画ということもあり、大きな勇気と強い意気込みで臨んでいました。それだけに、山田組の皆様にご心配とご迷惑をおかけする事になってしまい、志村も私共も、大変申し訳なく思っております。そこで此度、出演を辞退させて頂くことに致しました。作品のご成功を心よりお祈りすると共に、志村が病に勝ち、いつかまた山田組の皆様と一緒に撮影をさせて頂くことを願っております」

松竹株式会社 常務取締役映像本部長 大角正
「出演ご辞退のお申し出を頂き、大変残念でなりません。しかしながら、治療に専念いただくことを山田監督ものぞんでおり、お申し出をお受けすることとさせて頂きました。山田組一同、いつかまた志村さんとご一緒できることを強く願っています。そしてなによりも、志村さんが一日も早くご回復されることを、心よりお祈り申し上げております」

なお、新たな出演者や撮影スケジュールなどは、現時点で協議に至っていないという。

本作は、志村が菅田将暉とW主演をつとめ、山田洋次が監督。原田マハによる同名小説の映画化で、志村と菅田が映画を愛する主人公を2人1役で演じる予定だった。