King & Prince永瀬廉、不慣れなオーディションを経てアニメ映画初主演に!「我を失っちゃうぐらい嬉しかった」

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『ふれる。』
(C)「ふれる。」製作委員会
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永瀬「3人の友情や各々が成長していく姿に、どこか自分と重なる部分が」

オリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』の完成披露試写会が開催され、不思議な生き物“ふれる”によって結び付けられている青年3人を演じた永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎に加え、長井龍雪監督、脚本の岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督の田中将賀が登壇。制作秘話からオーディションのエピソードまで存分に語り合った。

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ゲスト登場を待ちわびていた観客たちの前に、突然スクリーンに映し出されたのは、舞台裏の永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎の姿。会場が一気に盛り上がるなか、MCの掛け声を合図に、キャスト3人と長井龍雪(監督)、岡田麿里(脚本)、田中将賀(キャラクターデザイン・総作画監督)が登場した。

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長井監督は「(映画が無事完成して)今、本当にただただほっとしています」とコメント。岡田は「今日の日を迎えられて、こうやってみなさんに見ていただけたことが本当に嬉しいです」、田中は「みなさんにご覧いただいて、本当に監督同様ほっとしているところでございます」と語り、本作が完成した喜びを報告した。

永瀬は「今日はみなさまお集まりいただきましてありがとうございます。短い時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします」と一言挨拶を述べた後、会場に「もうみなさん映画を見られたということで、映画どうでしたか?」と質問を投げかけたところ、「最高~~~~!!」と拍手と歓声が渦巻いた

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坂東は「こんな大きい劇場で舞台挨拶をしたのは僕初めてなので、すごい圧巻です」と緊張感を滲ませながら話し、前田は「今日もう緊張でドキドキしながら入ってきたんですけど、みなさんのお顔を見たら、すごく楽しんでいただけたのかなと思って安心しました」とほっとした笑みで挨拶した。

続いて、ゲスト6人からそれぞれの目線で本作の見どころをご紹介。長井監督は「今回は<ふれる>というマスコットキャラクターが登場しますが、スタッフ一同力を尽くしてとても可愛く仕上がっていると思います。ぜひその辺もお楽しみにご覧になっていただければと思います」と本作の注目ポイントを伝えた。

岡田は「主人公たちの友情というところも見どころになっていると思います。本当にこのお3方がキャラクターに命を吹き込んでくださって、すごくリアリティのあるキャラクターになっているかと思います」と答え、田中は「映画が終わった後、仲のいいメインキャラクターの3人は果たしてどうなっているのか!みたいなことも楽しみにしてみていただけたらなと思います」と語った。

永瀬は「本当に3人の友情や各々が成長していく姿は、どこかやっぱり自分と重なる部分があった。何より本当にキラキラした青春の延長線上みたいな3人の共同生活から<ふれる>を介して色々な物語が展開されていきますが、 その1つ1つを肌で感じて楽しんでいただけたらなと思います」と思いを込めた。

坂東は「僕のマネージャーさんがこの間試写で見て、ちょっと喧嘩していた奥さんに『俺謝りに行く』っていう連絡をしたみたいで。この作品、人の心を動かしています!! 背中を押しています!! 本当にみなさんの生活に少しでも背中を押す作品になっていると思いますので、ぜひ劇場で見ていただきたいなと思います」と話した。

前田は「この映画はすごくメッセージ性のある映画だと思います。今の現代社会、コミュニケーションの仕方が変わってきたりとか、僕も結構自分の思いが伝えられなくて悩んだりすることもあるんですけど、そういう人との関わり合いで悩んでいる人に見ていただけたら。すごく僕も考えが変わりましたし、みなさんの背中を押す作品になっているかなと思うので、ぜひ楽しみにしていてほしいです」と会場に呼びかけた。

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そして、映画『ふれる。』にさらにふれていく”深掘りトークへ。本作に着手して5年となる長井監督は、「完成してから、まだ抜け殻から抜けきってなくて(笑)。まだ実感があんまりないんですけど、ただ本当にこの日を迎えられて嬉しいっていう気持ちでいっぱいです」と、完成したばかりの生の気持ちを伝えた。

岡田はキャスト3人の声について触れ、「本当にびっくりしたというか、キャラクターにぴったりというのはもちろんですけど、それだけじゃなくて、このキャラクターとみなさんの声が合うと、こんなに人としてそこに立つんだなというのを、すごく感じました。もう本当に生きているキャラクターにしていただいて、ありがとうございます」と大絶賛。

そして、そんな3人が実際にアフレコしている声を聴きながら絵を描いたという田中は、「あいにくアフレコ現場には足を運べず、オンラインで直にアフレコを聞きながら仕事をしていたんですけど、やっぱり声が入るとキャラクターシーン(への印象)が変わっちゃうというか、すごくテンションが上がるし、そこでこのキャラクターたちってこうだったんだ!というのが本当にわかる瞬間だったりするので、 すごくゾクゾクしながら(アフレコ現場の声を)聴いていました」と制作現場の様子を明かした。

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見事オーディションで選ばれ、本作でアニメーション映画初主演を果たした永瀬、坂東、前田。キャラクターを演じる上で意識したことや完成した作品を見た感想について永瀬は、「僕、今まであんまりオーディションを受けたことがなくて、受けるだけでもすごい光栄なことだったので。受けられただけで、もう最悪落ちてもいいや、くらいのテンション感で行ったんです。マネージャーさんから『決まったよ』といただいたときは、我を失っちゃうぐらい嬉しかったですね」と振り返る。

制作陣からの評価に対しては、「いざ面と向かって言ってくださると、ちょっと照れますね(笑)。今日いただいた言葉を胸にちゃんとしまって、これから『ふれる。』という作品がもっと広がるように頑張りたいなと思いました」と嬉しさとともに今後の意気込みを語った。

坂東は「オーディションを受けるときに帰省の日と被っていて、 実はチケットをキャンセルして受けさせていただいたんです。なので、僕は絶対に決めてやるっていう気持ちでした。そしたら見事決まったわけじゃないですか(笑)。実家で朝起きてマネージャーさんから電話で聞いたんですけど叫びましたね(笑)」とエピソードを話した。

そして前田は「ちょっと1つ伝えたいことがあるんですけど…(長井監督、岡田さん、田中さんに体を向けて)めちゃくちゃファンです!! めちゃくちゃ大好きです!!」とクリエイター3人に公開告白。「中学校入る前辺りからすごく僕はアニメが好きになって、そこから今もずっと好きですけど。今回オーディションのお話をいただいた時に、まさかこのお3方とお仕事できる可能性があるのかと思って。ここは落ちるわけにはいかないと思って、もう僕はすごい野心むき出しでオーディションに行ったんです。今年の目標が声優をやることだったので、それがちょうど今回。これからも声優というお仕事に携われたらいいなと思っているので、『ふれる。』という作品ですごく色々学ばせていただいたので、これからも挑戦していきたいなと思いました」と念願の声優デビューへの想いとともに語った。

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最後に制作陣3人を代表して長井監督より「本日は足をお運びいただきありがとうございます。本作の応援、よろしくお願いいたします」と挨拶。

キャスト3人を代表して永瀬は、「本当にみなさんの心にふれる、そして心をふるわせるような、そんな感動作になっていると思います。みなさんが見ていただいて感じたその感動を、みなさんの大切な人、例えば恋人だったり友だちだったり、家族にも伝えていただいて、末永くこの作品を愛していただけたらと思います。改めて、今日は本当にありがとうございました」と客席に向けてメッセージ。

そして、永瀬の「この秋は映画―」の掛け声に「『ふれる。』~~~!」と、“ふれる”にかけて会場全体がハイタッチをするような一体感を感じるコールで締めくくられ、主題歌・YOASOBIの「モノトーン」に優しく包み込まれながら、作品・豪華スタッフキャストに“ふれる”特別な一夜が閉じた。

『ふれる。』は10月4日より全国公開。