『JIN−仁−』再放送が話題 新型コロナ受けて“未来の南方仁”待望論も

#大沢たかお

ドラマ『JIN−仁−』主演の大沢たかお
ドラマ『JIN−仁−』主演の大沢たかお

新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染拡大に伴い、TBSでは大沢たかお主演のドラマ『JIN−仁−』の再編集版『JIN−仁−レジェンド』が、4月18日から3週連続(土・日)で放送されている。視聴者の間では、現在の情勢に合わせて、大沢らの口を覆う大きな布マスクなどに注目が集まっている。

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同作は、村上もとかの同名漫画を原作とするSF医療時代劇。脳外科医・南方仁(大沢)が、あるきっかけで江戸時代にタイムスリップし、持ち前の医学知識を駆使して人々を助けながら、現代に戻ろうと懸命にもがく様を描く。

今回の『JIN−仁−レジェンド』は2009年の第1期、2011年の完結編の全22話を再編集。18日は第1期の1〜3話、19日は4〜8話のパートが展開された。

医療ドラマだけに、手術シーンが多い本作。タイムスリップ後、南方は次々と手術を敢行する。そこで注目されているのが、南方が装着するマスクだ。口を包み込む大きなサイズだけに、ネット上では「アベノマスクより江戸時代にいるはずの仁先生がつけてるマスクの方がよさげ」「江戸時代のマスクより劣るらしい」という比較の声も出ている。

また劇中では、江戸が経口伝染病「コロリ(コレラ)」蔓延の危機に瀕したり、梅毒の特効薬「ペニシリン」を製造したりするストーリーも展開される。コロナによる感染を避けるべく外出自粛を求められ、ワクチンの早急な開発が望まれる現状とリンクするだけに、「2030年ぐらいからコロナの治療薬とワクチンの知識持った仁先生早く来てくれ」という“未来の南方仁”待望論も少なくない。

家族一緒に楽しめる作品だが、一部ストーリーは大人向けの内容もある。幼い子どもがいる家庭は「遊郭って何? 吉原って何?」「梅毒ってどうやってなるの?」と無垢な質問攻めへの対策を、十分準備してから視聴されたし。