【ヲタクのオススメ】社会現象を巻き起こした『鬼滅の刃』で胸熱になろう!
外出自粛要請中のいま、自宅で映画やドラマを見て過ごす時間も増えた方も多いと思う。しかしながら何を見るか迷ったり、今まで見てなかったジャンルに手を出すのを躊躇してる…という方は、ちょこっとヲタクの世界を覗いてみてはいかがだろう? 新たな世界に開眼すれば、お籠り生活でも活力が湧いてくるはず。
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第1弾で紹介するのはコレ! 子どもから大人まで虜にしている『鬼滅の刃』。昨年末の紅白歌合戦でLiSAが主題歌の「紅蓮華」を歌ったり、コンビニでのキャンペーンのグッズが瞬殺で品切れになったり、街ではガチャに行列ができて回数制限が設けられていたり、社会現象まで巻き起こしたのも記憶に新しい。
『鬼滅の刃』は2019年4月から9月の2クールに渡って放送されたテレビアニメシリーズで、元ネタは吾峠呼世春(ごとうげ・こよはる)原作による少年漫画、「週刊少年ジャンプ」に2016年から連載されている。単行本は現在19巻まで発売され、新刊が発売されると売り切れて入手困難となるほど人気で、累計発行部数は4000万部を記録している。
主人公は家族が鬼に殺された少年、炭治郎(たんじろう)。人を食らう鬼や敵に炭治郎が立ち向かいながら、鬼と化した妹・禰豆子(ねずこ)を人間に戻す方法を探すために死闘を繰り広げる姿を描いている。
とはいえ、ここまでブームになるには当然、理由があるだろう。まずはキャラクターのデザインが良く、大正時代を舞台にした世界観にあった和モダン調で、炭治郎は“花札のような耳飾り”と言われるピアスをつけててオシャレ。アクションシーンも和風な演出で切り絵のようで面白い。もともとあった人気が、アニメシリーズ化されてから爆発したのもわかる納得の出来だ。
もちろん内容的にも、過酷な逆境に抗う主人公を思わず応援してしまうほど胸熱だし、少しネタバレだが女の子である妹が闘いに出るところもいい。敵の鬼も鬼退治をする仲間もキャラクターが立っていて、一見ヘタレな弱虫が驚きの活躍を見せるところも魅了的だ。また、敵を倒す技には理論があって、それを説明しながら繰り出すアクションにぐんぐん引き込まれてゆく。
今からブームに乗るのも遅くはない。2クール分のテレビアニメシリーズで描かれた続きとなる単行本7、8巻に当たるストーリーが描かれる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が10月16日公開予定であり、その予習として見るのもいいだろう。(文:入江奈々/ライター)
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