ダンプ松本、24歳で月給約600万!? 『極悪女王』の”本当にあった”壮絶仰天エピソードの数々!

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Netflixシリーズ『極悪女王』
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ダンプメイクは所要時間30分弱、ボディータトゥーは2時間!

80年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixシリーズ『極悪女王』。日本の「Netflix週間TOP10(シリーズ)」にて2週連続1位を記録するなど大ヒット中の本作より、小ネタ・トリビア&新カットを紹介する。

・ゆりやんレトリィバァがダンパ松本を演じるNetflixシリーズ『極悪女王』の新カットはこちら!

企画・脚本・プロデュースに鈴木おさむ、総監督に白石和彌で贈る本作は、80年代カリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝ドラマ。主人公のダンプ松本役には、マルチな活躍で人気を誇るゆりやんレトリィバァ。落ちこぼれとしてスタートしながらスターの階段を駆け上がる長与千種を唐田えりか、同期でも最も運動能力が高く技術に秀でていたライオネス飛鳥を剛力彩芽が演じる。

ダンプメイクは所要時間30分弱、一方でボディータトゥーは2時間ほど。また額に書かれた「極」はゆりやんレトリィバァ自身が書いていた。撮影が日を跨ぐ際には、シャワーに入るもボディータトゥーはそのままにしていたこともあった。そのまま布団に入り転写されてしまったことも。

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『極悪女王』の舞台となっている1980年代は、コンプラや〇〇ハラなどがほとんどない時代。当時アイドル的人気を博していたクラッシュギャルズの敵役だったダンプ松本は、今では考えられない壮絶な生活をリング外でも送っていた。

松永高司社長(当時)に、「リング上で殺しても刑務所に入らないんですよね?」と確認をとったうえで、本物のドス(短刀)をリング上に持ち込んだ。敵陣の赤コーナーに刺したら、セコンド陣たちが真っ青。テレビ中継関係者から、「銃刀法違反で捕まります」と泣きつかれた。

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85年8月28日、大阪城ホールでおこなわれた敗者髪切りデスマッチで、長与千種が大流血、丸坊主、ダンプの凶器攻撃で陰惨シーンが連続。関西で中継番組をレギュラー放送していた関西テレビ(現・カンテレ)に苦情が殺到したため、急遽放送を打ち切り。月1の深夜枠から、週1昼のレギュラー枠に昇格した直後だっただけに、浪速のファンはがっかり。

ファイトマネーに加えてバラエティ番組やドラマ、CM、雑誌、レコードほか、有名芸能人として多忙を極めた24歳のとき、年収は6000万円に達した。最高月収は580万円。ダンプが勝利した敗者髪切りデスマッチ(85年8月28日、大阪城ホール)。1試合のギャラはなんと、300万円だった。

絶頂期の85年、首都圏では月曜夜のレギュラー放送に加え、土曜日と日曜日の夕方にも隔週オンエア。月に8度もフジテレビで放送された。85年8月22日の日本武道館決戦は、特番でゴールデンタイムに放映されて、15・1%の高視聴率をマーク。同年10月に『女子プロレスを1000倍過激に楽しむ方法』、翌86年正月に『女子プロレスお正月だって過激だよ!』の特番も、ゴールデンで90分にわたって放送された。

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引退表明をしたあと、極悪同盟初のサイン会をデパートの屋上でやることになったが、3000人ほどが殺到。会場に入りきれなくなり、急きょ中止になるほどだった。地方では、グッズ売り上げだけで1大会1000万円に達したこともあった。しかし、極悪同盟のグッズではなく、大半がクラッシュ・ギャルズだった。

ファイトマネーで新車のフェアレディZを350万で購入するも、初めて運転して道場に行った日に、10円玉でキズをつけられた。しかも、横線で修理代が高くつく方法だった。翌日、バイクで行くとタイヤをパンクさせられた。自転車で行くとサドルを盗まれ、タクシーを捕まえようとも、「ダンプである」ことを理由に乗車拒否された。

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東京・下目黒の道場付近で、挙動がおかしい若い男性が電信柱の陰などに隠れながら、極悪同盟のメンバーをストーキングしていた。その異常性を察知してメンバー自らが捕獲。警察に連行。容疑者は、「隙があれば殺そうと思った」と自白した。

毎日のように届けられたのは、カミソリ入りの手紙。どこから開封しても手をケガするように、四方にカミソリが仕込まれているほど緻密に設計されていた。

85年8月28日、大阪城ホールでおこなわれた敗者髪切りデスマッチを終えたあと、興奮したファンが移動用の大型バスを囲み、揺らし始めた。その数およそ600人。全日本女子プロレス興業のスタッフは、極悪同盟の宿泊先を急きょ変更し、ビジネスホテルからアップグレード。結果的に得をしたと喜んでいた。

ダンプ松本は、77年4月、実は全日本女子プロレス興業のオーディションに一度不合格となり、79年1月に合格している。ダンプ松本は本当に全日本女子プロレス興業の営業部で働いたことがある。79年末、長い練習生の末、営業部に転属。宣伝カーのドライバーをしていた。

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実はダンプ松本と長与千種の髪切りデスマッチは2回行われている。作品でも描かれている85年8月大阪城ホールで行われた敗者髪切りデスマッチと、86年11月大阪城ホールで行われた敗者髪切りデスマッチの再戦。この時、ダンプ松本は長与千種に大敗して、丸坊主になった…などなど、SNSでも『極悪女王』にまつわる多くのトリビアが話題となっている。

Netflixシリーズ『極悪女王』は、Netflixにて世界独占配信中。