大ブーム巻き起こした『逃げ恥』に再びムズキュン! 未公開カット加え放送

#ドラマ

『逃げるは恥だが役に立つムズキュン!特別編』公式サイトより
『逃げるは恥だが役に立つムズキュン!特別編』公式サイトより

社会現象まで巻き起こした『逃げ恥』がパワーアップして帰ってくる!『逃げるは恥だが役に立つムズキュン!特別編』というタイトルで、未公開シーンや未公開カットが新たに加えられた特別編が5月19日午後10時から放送開始。また特別編の放送にあたり、新型コロナウイルスの影響で外出を自粛している人々に楽しんでもらうため「#恋ダンスを踊ろう」と称し、エンディングの「恋ダンス」動画がTBSのYouTube公式チャンネルで公開中だ。

『野ブタ。をプロデュース』の色あせない魅力に、新たなファン!

『逃げ恥』こと『逃げるは恥だが役に立つ』は2016年の秋クールに放送されて大人気を博したドラマシリーズで、出演した星野源が歌う主題歌の「恋」も大ヒット。エンディングでキャストたちが踊る「恋ダンス」も大きな話題となり、忘年会や結婚式の余興などで踊ったり、SNSにダンス動画をアップしたりブームを巻き起こした。

元ネタは海野なつみ原作の第39回講談社漫画賞・少女部門受賞をはじめ多数のメディアで高評価を受けた女性向けコミック。主人公は文系の大学院を出たものの、やっと得た派遣社員の職も派遣切りに遭い無職になった森山みくり。見かねた父の口聞きで独身サラリーマン・津崎平匡の家事代行サービスを行うことに。

気難しい平匡だったが、みくりの仕事ぶりで信頼関係ができ、やがて2人は「雇用主と従業員」という関係の「契約結婚」という道を選ぶ。周囲の疑いの目を欺くために距離を近づけようと「ハグの日」を設けたり、生活を共にするうちに、だんだんと2人の間に恋愛感情が芽生えてゆく。

立派な大人である年齢ながら、ぎこちなく心の距離を近づけていく2人にムズムズキュンキュンする!と放送当時には視聴者から萌える声が多く上がった。

みくりを演じる新垣結衣もさることながら、平匡を演じた星野源がアラサー女性を中心に大好評。主題歌のヒットともに大ブレイクを果たした。また、みくりの伯母・百合を演じた石田ゆり子もプチブレイクし、百合の部下である梅原役は今をときめく成田凌が演じている。

当時は今ほど人気が高いわけではなかったため、後から成田が出演していたことを知ったファンもいるようだ。今公開されている「恋ダンス」は残念ながら成田が参加しているバージョンではないが、成田も「恋ダンス」を踊るバージョンのエンディングもあるので、そちらも公開もしくは放送されることを願う。

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにした“コロナ婚”という言葉も生まれ、人と人の関係を改めて考えさせられる今、『逃げ恥』にムズキュンしながら自分の結婚観を考えてみるのもいい機会かもしれない。(文:入江奈々/ライター)