ヴエネチア映画祭は予定通り9月開催! デジタル参加システムも開発中

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ヴエネチア国際映画祭公式サイトより
ヴエネチア国際映画祭公式サイトより

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月のカンヌ国際映画祭の通常開催は不可能となったが、ヴエネチア国際映画祭は予定通り、9月2日(現地時間)から12日(現地時間)まで第77回を開催することが明らかになった。

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映画祭を主催するヴェネチア・ビエンナーレのトップがイタリアの通信会社「ANSA」に語ったもので、2020年の開催の延期や中止はないという。

パンデミックの影響で、カンヌは毎年5月の開催を6月下旬から7月にかけてという形に延期する計画を立てたが、フランスで7月中旬まで大規模なイベントが禁止となり、結局単独での開催は断念。その代わりに9月以降に開催のトロント国際映画祭、ニューヨーク映画祭、釜山国際映画祭などと連携しての開催を目指している。ヴェネチアも加わる予定と言われていたが、参加せずに単独開催の計画を進めていく。

感染者数23万、死亡者も3万人を超えるイタリアは現在もほぼ全土でロックダウンが続いている。9月に映画祭を開催しても、海外からの参加者の激減は避けられないと見られるが、映画祭側は海外在住のジャーナリストがデジタル参加するためのシステムを開発中だという。詳細については5月末の発表を予定している。