先月25日(現地時間)、アメリカのミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件を受けて、先週末に全米各地で行われたデモ行進にはセレブたちも参加。ロサンゼルスではアリアナ・グランデが多くの参加者と共に通りを歩いた。
・213万を超える「いいね」がついたテイラー・スウィフトはじめ、大阪なおみら、ビヨンセらの抗議の声
メディアでは、各地で参加者と警察の激しい衝突やデモに乗じて起きた略奪行為が盛んに報じられたが、アリアナは自身が参加したデモについて「平和的だった」とTwitterで記している。
「昨日、何時間も何マイルも続けた平和的な抗議はほとんど報道されませんでした。ビバリーヒルズからウエストハリウッドまで、私たちはスローガンを叫び、クラクションを鳴らし、歓呼しました。私たちは熱を込めて、声を大きく上げ、愛に満ちていました。このことも報道してください」というツイートに、「#BLACKLIVESMATTER(黒人の生命は大切)」というハッシュタグをつけた。
25日にミネアポリスで、偽札使用の容疑で警察に拘束されたフロイドさんは、武器を持っていなかったにもかかわらず白人警官によって地面に押さえつけられ、首を警官の膝で圧迫されて死亡した。白人警官のデレク・チョーヴィンと他2名の警官は免職され、チョーヴィンは第3球殺人罪で起訴された。
先週、フロイドさんの事件について抗議活動が高まる中、トランプ大統領は「略奪が始まったら発砲が始まる」とツイート。ツイッター社が「このツイートは暴力の美化に関するツイッターの規則に違反しています」と注意表示をした。
大統領の言葉に激しく反発したのはテイラー・スウィフト。「大統領就任後から白人優位主義と人種差別の火を焚きつけてきて、図々しくも道徳的卓越性を装い、暴力で脅す?」「11月の投票であなたを退陣させる」と、大統領のアカウントにリプライする形で批判した。
テニスの大坂なおみ選手は先月29日に「あなたの身に起きていないからといって、それが起きていないということには全くなりません」とツイート、ジャスティン・ビーバーはインスタグラムに「私たちの生命は、私たちが大切なことについて沈黙するようになった日から終わりに向かう」というマーティン・ルーサー・キングJr.牧師の遺した言葉をアップした。
ビヨンセはインスタに動画をアップし、人種に関わらず誰もが現在アメリカで横行する人種差別に絶望しているはずだと語り、「ジョージ・フロイドさんの死に関わった人々に対して、厳正な処分を求める方々は、どうかオンラインの請願書に署名してください」と呼びかけた。
バラク・オバマ前大統領も「2020年のアメリカでこれが“普通”であってはならない」「我々の子どもたちに、高い理想に見合う国で育ってもらいたいと望むなら、我々はもっと善くあらねばならないし、そうできるはずだ」と声明を発表した。
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