TOHOシネマズ、首都圏で営業再開 スタッフは厳戒態勢

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TOHOシネマズが6月5日、東京・千葉・神奈川・埼玉にある首都圏23館の営業を再開した。

TOHOシネマズ半端ないって!営業再開の関東圏で『AKIRA』『E.T.』『ショーシャンクの空に』…レジェンド映画めっちゃ上映するもん

映画館は、政府が4月に発令した新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染拡大防止に伴う緊急事態宣言により、軒並み休館。

東京は、6月1日より「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」のステップ2に移行し、映画館への休業要請を緩和。同日から、渋谷のミニシアター「ユーロスペース」などが営業を再開している。

4月から営業を休止していたTOHOシネマズは、全国自治体で営業を順次再開。首都圏では6月5日から再始動した。

なおコロナの感染拡大防止を目的に、座席指定券は原則、前後左右に1席ずつ間隔を空けて販売(当日販売のみ)。市松模様ができ上がる格好だ。また、来場者は検温やマスクの着用などが求められる。

5日早朝、『AKIRA アキラ』(88年/4K上映)や『君の名は。』(16年)などをリバイバル上映するTOHOシネマズ 六本木ヒルズに赴くと、入り口には消毒液を設置。一部スタッフはゴム手袋やマスク、飛沫防止用のフェイスガードを着用していた。

来場者は、平日の金曜日だけにまだ少なかった。しかし公式HPで都内系列館の席の販売状況を見ると、夕方以降の回は、早くも半分以上埋まっている作品もある(午前10時半時点)。

6月初週における都内の日別のコロナ新規感染者数は、2桁を記録中。予断を許さぬ状況だけに、映画館の全席開放はいつになるか分からない。それでも、少しずつ映画界に活気が戻ってきていることは間違いなさそうだ。