『アイミタガイ』イベントに3時のヒロインが応援ゲストとして登壇
映画『アイミタガイ』の公開直前イベントが10月19日に開催され、主演の黒木華が上映後の舞台挨拶に登壇。さらに応援ゲストとして芸人の3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)が劇中の登場人物に扮して来場し、トークを繰り広げた。
・黒木華、『アイミタガイ』主題歌を担当した経緯は「外堀を埋められて、気付いたら歌うことに」と苦笑い
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改めて本作を鑑賞しての感想を問われ、福田は「シンプルに大号泣をさせていただきました。今後の人生で、悲しみを乗り越えたい時に見たい映画だなと思いましたし、1人で生きているように感じても、実は誰かと支え合って生きているんだなということをすごく実感したので、今後はこれを機にピンで活動していきたいです。1人で生きているように感じても2人が実はいるんだなっていうことは感じられるので(笑)」とこの映画をきっかけにまさかの独立宣言? 動揺するゆめっちとかなでに、思わず「冗談です!」と福田がフォローを入れていた。
かなでは「映画のタイトルの意味が全然わからなかったんですけど、映画を見て言葉の意味を深く感じましたし、登場人物の方々と涙が出るタイミングが一緒で、自分も(映画の中に)入ったかのようで…」としみじみと語ったが、映画内の梓になりきろうとする姿にすかさず福田とゆめっちから「(登場人物たちを)飲み込んだ?」とツッコミが飛んでいた。
ゆめっちは、エンドロールで流れる、黒木が歌う主題歌「夜明けのマイウェイ」に触れ、「黒木さんの歌声、ヤバくないですか? 透き通っているのに芯があって、優しくて温かくて…。最初にエンドロールで流れた時に『え?』と思ったのですが、さすがにこんなにうまいのは(黒木さんの歌声とは)違うかな? と思って、誰が歌ってるのかをずっと待ってたら『黒木さんじゃん! やっぱりー!』ってなりました」と興奮気味に歌声を大絶賛し、「めざましにさせてください!」と思わずお願い。
福田も「発声とかがすごいのはもちろんですけど、梓だから出せる雰囲気や感情、うまいじゃなく、物語を集約したような歌声、表現で、映画の最後まで沁みましたね」と称賛を贈っていた。
誰かを想った優しい秘密が、思いがけない出会いにつながり、小さな奇跡を生み出していく本作にちなんで、登壇陣にこれまで秘密にしてきたことや、最近知った秘密を尋ねると、黒木は「プロフィールでは(身長が)164センチと公表されてるんですが、ちょっと伸びまして、いま165センチです。34歳にして成長期を迎えました。(プロフィールの)詐称ですね(笑)」といたずらっぽく微笑んだ。
福田は、トリオで出演する某CMのスパンコールのドレス衣装について「スタイリストさんから仕入れた情報」として「いくつかのドレスを縫い合わせて、ひとつのドレスにしてるんですけど、かなでの衣装は20着を縫い合わせたと聞きました」と暴露し笑いを誘っていた。
かなでは、黒木と同様にプロフィールの情報について「詐称がありまして…。体重が110キロと書かれているんですけど、実は今は120キロくらい…」と告白。”2人の梓”からプロフィール詐称が暴露されていた。
ゆめっちは「ちょっとこれは(公表することに)リスクがあるかも…」ともったいぶりながら「健康のためにおやつを持参してるんですけど、今日、持ってきたのは焼き芋の皮です。芋の中身が苦手で皮だけ…」とシュールなボケで福田から「秘密が小さい(苦笑)」とツッコまれていた。
さらに、この日は「アイミタガイ グランプリ」と銘打って、映画の一場面を切り取った写真に、3時のヒロインがセリフをつけるという大喜利企画を敢行。トップバッターのかなでは、ウェディングプランナーである梓が、担当する新郎の母親から、未婚であることについて嫌味を言われるというシーンに、梓のセリフとして「すみませんお客様 こちらはUSJではございません」というセリフをあてる。
続いて、ゆめっちは、ランチ中に見かけた仲睦まじい親子に思わずカメラを向ける叶海を捉えたショットに「黒木華さんって1食400g、肉食べるんだぁ」という実際の黒木トリビアを混ぜたセリフをあてる。
最後の福田は、駅で突然、澄人が梓に対し、婚姻届けを手にプロポーズをするという印象的なシーンを「婚姻届の証人をバナナマンさんにお願いしたい!?」という澄人の困惑のセリフに変換。
スマートフォンのトーク画面風のフリップに書かれた3人の大喜利に、黒木は悩んだ末に福田のネタを選択し、「お願いできるのであればお願いしたいです」と映画にちなんで「既読」と書かれたシールを貼った。一番面白かった大喜利として、事前に黒木がバナナマンが大好きであることをしっかりとリサーチし、ネタに盛り込んだ福田の勝利となった。
トークの最後に3時のヒロインを代表して、福田が挨拶に立ち、「真面目な話になりますが、自分が誰かにしてもらったり、誰かにしてあげたことって、覚えているものもあれば、気づいてないものもあると思います。誰かにしてもらっても気づいてなかったり、自分がしてあげたことが無意識だったり…。でも、それが誰かのためになっていたり、自分にとって恩を感じるようなことであったり、そんな温かさが詰まっている映画なので、冒頭でも言いましたが、ちょっと悲しみを乗り越えなくてはいけない時に見てほしいなと思うし、自分も今後の人生で必ずある悲しみを乗り越えたい時に見たいなと思います」と呼びかける。
福田の熱のこもった言葉に、黒木は「澄人(に扮した福田)が、言いたいことをだいたい言ってくださいました(笑)」と嬉しそうな笑みを浮かべ、改めて観客に向けて「やっぱり人は、知らない間に人に支えられていて、親友だったり、大切な人のことだったりを思い出せるような映画だと思いますし、みなさまに寄り添えるような作品になっていればと思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。
『アイミタガイ』は11月1日より全国公開。
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