シン・ヘソンが2つの人格を持つヒロインを熱演、“2人”のロマンスの行方は?
解離性同一症になった女性の恋を描く『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』
シン・ヘソン主演の韓国ドラマ『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』(全12話)が9月23日よりU-NEXTにて配信開始され、SNS上で話題沸騰中だ。「今年No1ドラマ」「来週まで待ちきれない」などの声も多い本作の魅力を紹介したい。
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物語は、アナウンサーとして活躍するチュ・ウノ(シン・ヘソン)と、同期の彼ヒョノ(イ・ジヌク)との甘いロマンスシーンから始まる。8年間の恋愛の末に別れた2人は、その後犬猿の仲となるが、どうやらお互いに未練がある様子。
恋の相手をイ・ジヌクとカン・フンが演じる
ここまでは一見普通の恋愛ドラマなのだが、とあるシーンをきっかけに場面は突如テレビ局の駐車場へと切り替わり、ここで管理スタッフとして働く彼女“ヘリ”が登場する。ウノと同じ顔をした彼女曰く、自分がアナウンサーとして局内を駆け回る夢を見たというのだ。
以降、夢に出てきたヒョノという男性がヘリの前に現れたり、“ウノ”という名前で呼ばれたりなど奇妙な出来事に遭うヘリ。見ている側もかなり混乱するのだが、物語が進行すると、ヘリとウノは解離性同一症、つまり多重人格であることがわかってくる。
面白いのが、ヘリはウノが在籍するテレビ局内の駐車場管理室に勤務しており、非常に近いところでそれぞれの仕事や恋模様を展開していくのだ。ヘリは、アナウンサーであるカン・ジュヨン(カン・フン)に恋をしてしまい急接近。ジュヨンの家で眠ってしまったヘリが目覚めるとウノになっていたり、ハラハラする展開も多く続きが気になって仕方がない。
二役を巧みに演じ分けるヘソンが素晴らしい
本作の注目ポイントの一つが、ウノ&ヘリを一人二役で演じているヘソンの演技だ。アナウンサーらしくきっちりとした髪型やメイクをしたウノと、前髪で顔を隠したヘリ。見た目の印象が違うだけでなく、喋り方や動きも全く違うので完璧に別人に見える。ヘソンの演じ分けの巧みさも、かなりミスリードを誘う要素の一つになっていると言えるだろう。
また、登場人物たちのバックグラウンドも少しずつ明かされ、それが彼らの現在に大きく影響していることが次第に明らかになっていく。ウノは、学生時代に妹が失踪しそれが大きなトラウマに。もう一つの人格“ヘリ”を生んでしまったのも、そのトラウマがかなり関係しているようだ。
ジュヨンと幸せな恋をし、消えたくないと願うヘリの人格と、主人格であるウノ。それぞれの人格がどのように折り合いをつけるのか、また、ヒョノやジュヨンなど、ウノとヘリを取り巻く人々の今後も非常に気になるところ。“2人とも”が幸せになれるラストに期待したい。(文:ヤスミン/ライター)
『私のヘリへ ~惹かれゆく愛の扉~』は、U-NEXTにて独占配信中。
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