「当事者双方が満足する形で」和解が成立したと弁護士が認める
ロマン・ポランスキーが昨年、事件当時に未成年だった女性に対する性的暴行で訴えられた裁判が、和解が成立したことが明らかになった。
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ポランスキーの弁護士がアメリカの芸能週刊誌「エンターテインメント・ウィークリー」誌に認めたもので、1973年にカリフォルニア州で起きた性的暴行の民事裁判は当初2025年8月に予定されていたが、「当事者双方が満足する形で」和解が成立したという。
昨年6月、女性側の弁護士が両当事者を匿名にして提訴したが、1ヵ月後にポランスキーの名前が被告とされる形に修正された。
訴状によると、当時10代だった原告は40歳(当時)のポランスキーからの夕食の招待を受け、ポランスキーの自宅やレストランでテキーラを飲まされてめまいを起こしたときに暴行したとされている。ポランスキーがセックスを求めたとき、彼女が「ノー」と言ったにもかかわらず、「被告は原告の服を脱がせ、彼女をレイプし、多大な肉体的・精神的苦痛を与えた」と訴状は主張した。
一方、ポランスキーは申し立てを否定している。今回の和解により、この訴訟はロサンゼルス高等裁判所から正式に却下され、2025年8月にロサンゼルスで開始予定だった裁判は行われないことになった。
ポランスキーが性的暴行で訴えられたのは今回が初めてではない。1978年に13歳の少女との違法な性交渉で有罪を認めた後、裁判が行われる米国からヨーロッパに逃亡し、以来、拠点をヨーロッパに移して米国には戻っていない。2003年、戦場のピアニスト』でアカデミー監督賞を受賞した際も授賞式には欠席している。
2017年から2019年にかけて、他に4人の女性が70年代にポランスキーにレイプされたと告発。そのうち3人は当時未成年だった。彼はその疑惑を否定している。今年3月、ポランスキーは2010年に彼から性的暴行を受けたと訴えたイギリスの俳優、シャーロット・ルイスの告発を2019年の雑誌インタビューで「ひどい嘘」と語ったことについて、ルイスから名誉棄損で告訴された。
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