横浜流星、過酷な建設現場で汗だくになるシーンは「全部”自前の汗”です」 『正体』公開直前イベント

#吉岡里帆#山田杏奈#映画#森本慎太郎#横浜流#正体

『正体』
『正体』
『正体』
『正体』
『正体』
『正体』
『正体』
『正体』
『正体』

『正体』公開直前イベントに横浜流星、吉岡里帆らキャスト陣登壇

映画『正体』の公開直前イベントが開催され、逃走を続ける主人公・鏑木を演じた主演の横浜流星をはじめ、鏑木の無実を信じる沙耶香を演じた吉岡里帆、鏑木を犯人ではないかと疑う和也を演じた森本慎太郎、鏑木に恋心を抱く舞を演じた山田杏奈らキャスト陣が登壇。東京ドームシティクリスタルアベニューにある全長15メートルのクリスマスツリーへキャスト全員で明かりを灯し、目前にせまった映画について語った。

・横浜流星、森本慎太郎との食事会で一度も目を合わさず!? ストイックな役作りや“素”とのギャップ明かす

いよいよ11月29日の公開を直前に控え、東京ドームシティ「ウインターイルミネーション」SNOW DOME CITYの点灯式イベントに、横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈が集結。大きな拍手に包まれながら冬の装いで登場した横浜は、冷たい風の吹く中集まった約140名の観客に「寒い中ありがとうございます」と気を遣いながらも、「ここまでやれることはやってきましたし、公開に向けてさらにやれることをやって、この作品が皆様のものとへ大きく羽ばたいてくれたらうれしいです」と公開への意気込みを見せた。

・『正体』公開直前イベントの写真はこちらから

主人公で“5つの顔を持つ逃亡犯”鏑木慶一役を演じている横浜の圧倒的な演技力がすでに絶賛されている本作。横浜自身も「SNSに疎くはあるんですけど」と言いながら、すでに評判を目にしているようで、「公開前からそんな言葉がもらえるのはうれしいし、公開して沢山の方々にとって大切な作品になってくれたらうれしいです」と笑顔を見せた。

『正体』

企画の立ち上げから公開まで4年もかけて作り上げられた本作では、夏編と冬編を実際にそれぞれの季節に撮影している。その撮影方法に吉岡は「夏と冬と季節をまたいで撮影されているからこそ、どれだけ長い時間をかけて鏑木が逃亡していたのかがわかるんです。その時間の経過と、さまざまな人たちとの出会いを経て、こんな希望があるのか、と心が温まる作品になっています」とその成果を語った。

『正体』

山田も夏編と冬編の撮影に触れ、「実際に夏と冬と分けて撮影しようと思ってもなかなかできないことが多いですが、今回はリアルな季節でやったからこそ、そういう部分が画に出ているんです」と語ると、横浜と森本が夏の過酷な建設現場で汗だくになっているシーンについて「全部”自前の汗”です」と明かした。

また、撮影中の印象的なエピソードについて聞かれた吉岡は、真っ先に「鏑木と沙耶香が一緒にマンションで暮らしているシーンで流星くんが3階のベランダから飛び降りるシーンがあるんですけど、本当にびっくりしました!」と語り、「下にマットも敷いてあるんですけど、撮影でここまで自分で演じる方にお逢いしたことがなかったので、スタントじゃないんだ!ってなりました!」と横浜の体当たり演技を称賛。それを受けて横浜自身も「逃亡シーンは一連で撮っているので、臨場感あふれるので見どころの一つです」と自信を見せた。

そんな横浜の演技について森本は「表情や雰囲気をシーンごとに切り替えていて、その溶け込み方がすごいんです。撮影中に流星くんをさがしていたんですけど、実は真横にいて…馴染み方がまさに逃亡犯・鏑木でした」と絶賛していた。

続いて、本作のコピー「信じる、君を。この世界を」にちなみ、キャストそれぞれが自身の「信じるもの」を発表。吉岡が「強烈な想いを持っている作品は観客に伝わっていく、ということを信じています」と語ると、本作もまさに観客に伝わるほどの熱量をもって撮影に挑んでいたことに横浜も同意した。

さらに、横浜は自身が信じているものが2つあると明かし、「1つは自分。疑いもするけどその先に信じるものがあるし、自分くらいは自分を信じたいんです。そしてもう1つは、この作品もそうですけど、我々の覚悟とか、妥協せずに作ったものはスクリーン通して多くの方にその思いが届くと信じてます」と語った。

一方、森本は「栄養素ですかね」と意外な回答。「ちゃんと栄養を接種すると、体調に反映されるんです」と会場を笑わせると、山田は「使い捨てカイロです。今回、冬の時期の撮影で、結局一番手放せませんでしたね。結局一番温かいんです」と明かし、吉岡から「今日もつけてるの?」と聞かれると、「今もつけてます」とほほえましいやり取りを見せた。

『正体』

イベントの終盤には、観客のサイリウムの光と併せて、全長15メートルの巨大ツリーが点灯。白く光るツリーに、キャスト陣からは思わず感嘆の声が上がっていた。

『正体』

最後に横浜は「4年かけて妥協せず完成させた自信作です。死刑囚が逃亡するというサスペンスですけど、その中身はヒューマンドラマで、エンタメになっています。沢山の方々に楽しんでいただきたいですし、いろんなことを感じていただけると思います。皆さんが受け取ったものを大切にしていただきたいです」とメッセージ。急に冬の気配が強まる会場では、急に強くなった風に、背後の看板が揺らぐというハプニングもありながら、イベントは終始和やかに終了した。

『正体』は11月29日より全国公開。