森本慎太郎、スタッフの“推し”になるほど愛されるキャラクターを熱演!
森本「本当に大変だったけどめちゃくちゃいい経験になりました」
横浜流星を主演に、藤井道人監督が染井為人の傑作小説を映画化したサスペンス『正体』。本作より、森本慎太郎(SixTONES)がスタッフの“推し”になるほど愛されるキャラクターを演じ切った和也の場面写真を紹介する。
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本作は、染井為人の同名小説を実写映画化したサスペンス・エンタテイメント。『余命10年』(22年)が興行収入30億円を超える社会現象を巻き起こし、最新作『青春18×2 君へと続く道』(24年)が日本のみならず現在アジア各国で大ヒットを記録中の藤井道人が監督を務める。11月26日に発表された第49回報知映画賞では、主演男優賞と作品賞・邦画部門を受賞した。
日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地 で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)、そして鏑木を追う刑事・又貫(山田孝之)。
又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。鏑木の正体とは? そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の“真の目的”とは? その真相に心が震える——。
藤井監督がドラマ『だが、情熱はある』の山里亮太役のハマりっぷりに感嘆したことから、出演をオファーされることとなった森本慎太郎。本作で彼が演じるのは、日本各地で逃亡を続ける鏑木(横浜)が大阪に潜伏中に出会い、やがて友人となる野々村和也だ。今回紹介する場面写真は、大阪の工事現場で日雇い労働者として働く和也が職場の宿舎の浴場で鏑木と出会い、知り合っで間もない鏑木を見つめるカット。その後に姿を消した指名手配犯・鏑木についてテレビのインタビューを受けるカットの2点となる。
初の藤井組参戦となった森本。天性の明るさと本人のひた向きな努力によって演じた和也に人間味と親しみやすさを持ち込み、俳優としてあらたな一面を見せているが、夏編の撮影となった大阪での撮影について「大阪にいる期間はマジで不安でした!」と当時の心境を語る。「みなさん『和也推しだよ』とか『和也のあのシーンマジでよかったよ』って言ってくれるけど、俺の不安が隠しきれなくてみんながフォローしてくれているんじゃないかと思っていたから、正直不安だったけど藤井監督の演出やアドバイスが僕は好きだったから、楽しみでもありました」と振り返る。
さらに「藤井監督が毎シーン気持ちや言い回し、表情だったりいろんなことを教えてくれて、和也という人間のパーソナルな部分を一緒に作ってくれたというのがあって。自分自身の不安が和也の人に対する接し方とか自分の置かれている現状みたいものに重なっていた気がして、そういうところも藤井監督がうまく表現してくれたのかなと思います。本当に難しかったし本当に大変だったけどめちゃくちゃいい経験でした。すごく充実していました」と語る。
主演の横浜も森本について、「森本くんは持ち前の明るさで現場の雰囲気をよくしてくれたし、和也と向き合って必死に食らいついていく姿を見て、昔は自分がそこにいたので昔の自分を見ているような感覚もあったし、鏑木と同じような感情を抱くことができました」と語っている。
森本が「藤井組に参加して得た経験が今後の役者人生にたくさん影響していくだろうなと思います」と手応えを口にしている通り、真摯に和也役に向き合った森本により、逃亡を続ける鏑木を”信じる”一人として、見る人の心を掴むキャラクターが完成した。
『正体』は現在公開中。
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