登場人物すべてが悪党!誰が敵で味方なのかも不明!? 失われた金と名誉を巡る韓国リベンジ・ノワール
『キル・ボクスン』のチョン・ドヨンが権謀術数渦巻く闇の世界をつき進む
『無頼漢 渇いた罪』(15年)の名優チョン・ドヨンとオ・スンウク監督が再タッグを組む韓国リベンジ・ノワール『リボルバー』より、日本版予告編とポスタービジュアルを紹介する。
・無敵の殺し屋、その正体は…。 Netflix話題作『キル・ボクスン』の面白さに迫る!
本作は、『新しき世界』(13年)『アシュラ』(16年)など、幾多の韓国ノワールの傑作を送り出している制作会社サナイピクチャーズが新たに放ったリベンジ・ノワール。登場人物は全員悪人、誰が敵で味方なのかもわからないスリリングなストーリー展開に見る者全てが引き込まれる。
夢に見たマンションへの入居を待ちわびていた警察官スヨン(チョン・ドヨン)は、恋人(イ・ジョンジェ)の突然の裏金問題に巻き込まれ、“すべての罪を被ってくれるなら大きな補償を約束する”と謎の男アンディ(チ・チャンウク)に持ち掛けられる。スヨンはこれを受け入れ刑務所に入ることに。
そして2年後の出所日、刑務所の前で彼女を待ち伏せしていたのは、見知らぬ謎の女ユンソン(イム・ジヨン)だった。何かが間違っていると直感したスヨンは、大金も家も、失ったすべてを取り戻すために、補償を約束したアンディを探しまわる。そしてこの背後にある巨大な勢力と向かい合うことになるが…。
メガホンをとったのは、『無頼漢 渇いた罪』に続きチョン・ドヨンとタッグを組んだオ・スンウク監督。女性を主人公にした希少なノワール映画としても注目を集め、第33回釜日映画賞で作品賞、助演女優賞(イム・ジヨン)、撮影賞の3部門を受賞し、第45回青龍映画賞では5部門にノミネート。さらに第25回釜山映画評論家協会賞・大賞を受賞するなど賞レースでの注目も高い一本だ。
権謀術数渦巻く闇の世界をつき進んでいく主人公スヨンには、『キル・ボクスン』(23年)で本格的なアクションに挑戦したチョン・ドヨン。徹底的に感情を抑制し、全身に静かな迫力をみなぎらせた演技で新境地を開いた。共演には『江南Bサイド』のチ・チャンウク。強烈な怪演を披露し、先日発表された韓国映画製作家協会賞で助演男優賞を受賞した。さらに『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』のイム・ジヨン、『イカゲーム』のイ・ジョンジェ、『密輸 1970』(23年)のキム・ジョンスなど映画、ドラマで活躍する豪華キャストが集結し、先の見えない復讐劇に深みを与える。
今回紹介するた日本版予告編では、チョン・ドヨン演じるスヨンがリボルバー片手に自分を陥れた裏切り者を探し出し、冷静に「約束の金を出しな」と言い放ち、容赦ない復讐をしていく様が描かれる。「約束なんて知らねぇよ」と不敵に笑うチ・チャンウク演じる狂犬アンディ、イム・ジヨン演じる謎の女ユンソンのほか、スヨンの恋人役イ・ジョンジェ、キム・ジュンス、さらにチョン・ジェヨン、チョン・マンシク、キム・ジュンハン、チョン・ヘジンら悪党たちが続々登場。「逃がさないわよ」とスヨンが強い視線をむけるその先にいる相手は果たして誰なのか。そして復讐の果てに、彼女は何を見るのか——。
また、日本版ポスターには「誰がハメた?」というコピーが配され、スヨンを取り巻く悪党たちが顔をそろえる。
チョン・ドヨンは「これまでに演じた作品の中で最もドライで感情が抑えられている役だった。こうした姿や感情で演技をしたことがなかったように思う。オ・スンウク監督が撮影の後で“チョン・ドヨンの新しい顔を発見した”と言ってくれたのが痛快だった」と振り返る。まさにこれまで見たことがない名優チョン・ドヨンの新たなる魅力がスクリーンを圧倒する。
『リボルバー』は2025年2月28日より全国公開。
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