奈緒が“性の欲望”目覚めた女教師を熱演、“世紀の悪妻”描く映画も話題に! 2024年に注目された記事をピックアップ<後編>

#94歳のゲイ#チャイコフスキーの妻#先生の白い嘘#見知らぬ人の痛み

『先生の白い嘘』
『先生の白い嘘』
(C)2024「先生の白い嘘」製作委員会 (C)鳥飼茜/講談社
『先生の白い嘘』
『先生の白い嘘』
『94歳のゲイ』
『チャイコフスキーの妻』
Peopleより
『見知らぬ人の痛み』

2024年に注目された話題作やニュースをピックアップして紹介<後編>。

今年は奈緒を主演に迎え鳥飼茜の衝撃作を実写化した『先生の白い嘘』公開のニュースが話題に。また、チャイコフスキーを盲目的に愛した“世紀の悪妻”アントニーナの知られざる実像に迫った映画『チャイコフスキーの妻』の本編映像も大きな注目を集めた。

鳥飼茜の衝撃作「先生の白い嘘」映画化決定のニュースが大きな話題に

2月には鳥飼茜の衝撃作「先生の白い嘘」が、奈緒を主演に迎え実写映画化のニュースが情報公開され、大きな話題となった。

『先生の白い嘘』

奈緒が演じるのは、親友の婚約者である男性から強制的な関係を求められているにも関わらず、彼との行為を通して「性への欲望・快楽への渇望」が芽生えたことに気づき、矛盾する感情の狭間でもだえ苦しむひとりの女性。平凡な教師を装っていた彼女が、担任する男子生徒・新妻の不倫疑惑事件をきっかけに、それまで見て見ぬふりをして“嘘”で誤魔化し続けていた、自身の中に潜む醜い膿のような感情に向き合っていく。

奈緒は、男女の「性差」を「格差」として振りかざす男性に対して真正面から対峙する難役に挑み、圧倒的な演技で新境地を魅せる。原作を読んだときの衝撃を「埋もれてしまっていた誰かの叫びが自分の耳を突き抜けていくような感覚でした」と振り返り、「そして、その誰かの一人である”美鈴”として、この作品とともに苦しみ、この作品とともに闘うことを心に誓い出演をお受けいたしました」と意気込みを語っている。

・平凡な女性教師が、親友の婚約者との“行為”で性への欲望に目覚め…鳥飼茜の衝撃作が奈緒主演で映画化

激動の時代を生き抜いてきた94歳の同性愛者の人生とは?

激動の時代を生き抜いてきた94歳の同性愛者に密着したドキュメンタリー映画『94歳のゲイ』の予告編が話題を呼んだ。

『94歳のゲイ』
『94歳のゲイ』

かつて同性愛は“異常性欲”“変態性欲”だと公然と語られ、治療が可能な精神疾患とされてきた。1929年生まれの長谷忠さんは、誰かと交際したことも性交渉の経験もない。ゲイであることを誰にも打ち明けることなく、好きな男性ができても告白することもできない時を過ごしてきた。詩作を心の拠り所にしながら孤独の中で生きてきた長谷さんに訪れた大きな変化、90歳を超えて初めて経験する“出会い”と“別れ”。多くの悲しみを見つめてきたその心に去来する思いとは?

「セックスは1回もやったことない」というインパクトのある言葉から始まる予告編は、詩人として成功しながらも「ものすごく生きづらかった」と語る過去と、現在の日常生活が淡々と映し出され長谷さんの孤独な人生が浮き彫りになっていく。胸に迫る予告映像となっている。

・「セックスは一回もやったことない」…長年ゲイであることを隠して生きてきた男性、94歳となった現在の思いとは

5人のヌード男性を品定め?『チャイコフスキーの妻』本編映像が話題に

天才作曲家チャイコフスキーを盲目的に愛した“世紀の悪妻”アントニーナの知られざる実像に迫った映画『チャイコフスキーの妻』。現在公開中の本作より、チャイコフスキーに拒絶されたアントニーナが5人のヌード男性を品定めする本編映像も話題となった。

『チャイコフスキーの妻』
(C)HYPE FILM - KINOPRIME - LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA
『チャイコフスキーの妻』
(C)HYPE FILM - KINOPRIME - LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA

本作は、19世紀ロシアの天才作曲家ピョートル・チャイコフスキーと彼を盲目的に愛した妻アントニーナの残酷な愛の行方をつづり、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された、鬼才キリル・セレブレンニコフ監督の日本公開最新作。ロシアではタブー視されてきた「チャイコフスキーは同性愛者だった」という事実と、“世紀の悪妻”の汚名を着せられたアントニーナの知られざる実像を、史実をもとに大胆な解釈を織り交ぜて描き出す。

今回紹介するのは、アントニーナが陳列された5人のヌード男性を品定めする禁断の本編映像。本作は公開されるや、スマッシュヒットを記録し、SNSでは「感情崩壊する程の衝撃作」「これでもかと心をえぐる映画だった」「伝記映画に見せかけて人間の欲望を執拗に描いた作品」などのコメントが相次いだ。

・彼の合図で服を脱ぎ…刺激的すぎるシーンで妻はどうする? 感情崩壊必至の衝撃作の禁断映像をチェック

ブラピ&アンジー、破局の原因を関係者が明かす

2019年に離婚し、その後も6人の子どもたちや共同経営していたワイナリーをめぐって法廷で争ってきたブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーだが、ある関係者が2人の破局の一因は子育て観の違いにあったと明かした。

Peopleより
Peopleより

ピットとジョリーの間には養子3人と2人の間の実子3人の6人がいるが、「結婚していた間、2人の子育てのスタイルはまったく異なっていました。ブラッドは規則正しい生活で育ったので、子どもたちにもっとルールを与えたがっていました。アンジーは違う育ち方で、子どもたちがより自立し、小さい頃から自分のスケジュールに責任を持つことを望んでいました」と関係者は「People」誌で語っている。

2人はこの件で衝突したが、子どもたちの将来については同じヴィジョンを共有していたという。「子どもたちが伝統的な学校教育を学ぶだけでなく、世界を直接体験することで成長することを望んでいたのです」。コラムでは、7月に入って、ジョリーの弁護士は、ジョリーがピットに対し、ワイナリーに関する訴訟を取り下げて「争いを終わらせる」ことを望んでいると述べたことについてもまとめている。

・ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー、破局の原因を関係者が明かす「ブラッドは規則正しい生活で育ったので…」

ネット上の残酷な写真や動画を検閲する“コンテンツ・モデレーター”の仕事とは

ネット上の残酷な写真や動画を検閲するコンテンツ・モデレーターをテーマにした映画『見知らぬ人の痛み』。本作より、衝撃的な写真と動画を見せられた主人公・倫子が、あまりの刺激の強さに耐えかねて離席する本編映像が公開された。

『見知らぬ人の痛み』
『見知らぬ人の痛み』

本編映像は、主人公の倫子が再就職の面接で仕事内容について説明を受ける場面だ。コンテンツモデレーターとはSNSにアップされた写真や動画を検閲する仕事だ、と紹介される。

説明をする八木は「無理だったら言ってくださいね」と言いつつ、性的なものや暴力的なものなど、次々に衝撃的な写真と動画を倫子に見せる。八木は画面を見ながら淡々と説明を続ける。「丸見えだからこれもダメ」「処刑の動画とか…首って簡単に切れないんですよねぇ」「人を生きたまま燃やしたり…」「あと子どもの死体…」。それらの刺激の強さに耐えかねた倫子が離席するところまでが、今回の本編映像となっている。

・「処刑の動画とか」「人を生きたまま燃やしたり」“エグすぎる”動画に耐えきれず離席するアルバイト…衝撃的な写真や動画を検閲する仕事とは