三山凌輝は「BE:FIRSTのことを100でこなしながら…」メンバーが『誰よりもつよく抱きしめて』での努力ねぎらう

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『誰よりもつよく抱きしめて』
(C)2025「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN /アークエンタテインメント
『誰よりもつよく抱きしめて』
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三山凌輝の“つよく抱きしめたいもの”とは?完成披露試写会が開催

映画『誰よりもつよく抱きしめて』の完成披露試写会が開催され、主演のBE:FIRSTメンバーRYOKIとしても活躍中の三山凌輝、乃木坂46の久保史緒里を始め、共演のファン・チャンソン(2PM)、穂志もえか、永田凜、北島岬、竹下優名、内田英治監督が登壇。書店員・⽉菜役の久保による絵本の朗読や、チャンソンの歌唱ライブに加え、BE:FIRSTが主題歌「誰よりも」を初披露した。

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アーティストという共通点を持ち、作品の中核を成した三山、久保、チャンソン。撮影現場では、後半まで3人で同じ現場になる機会が少なく、人懐っこい三山が仲を明るく取り持っていたという。久保とチャンソンにまだ距離があった頃、2人で楽屋にいたところに入ってきた三山は、「お葬式みたいな空気が流れてて。2人が喧嘩でもしたのかな?と…」と当時を述懐。

『誰よりもつよく抱きしめて』

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これに対して久保は「お2人がオープンすぎて心を開かざるを得なかったというか(笑)。こんなに仲良くしてるんだ!とその場で知りました。その後は三山さんのおかげで、チャンソンさんと2人のシーンでもすごく話せるようになりました」と、現場でのエピソードを明かした。

さらに内田監督が「凌輝はアメ車みたいな人。最近は日本も元気ないし、こういうタイプってなかなかいないから、今の日本に必要な人だと思います」と重ねると、会場からは賛同するように大きな拍手が起こった。

潔癖症に苦しむ良城の繊細な感情表現について三山は、「すごく考えさせられる役でしたが、自分自身も撮影期間は悩んでいたタイミングだったので、タイミングがむしろ良かったなと。より深く良城を理解できる瞬間が多かったです」と説明。

内田監督は俳優・三山凌輝の印象を、「すごくしっかり役を詰めて準備をされていて、思考回路が70歳くらいのベテラン俳優かと思いました。なので、現場では『任せられるな』と」と、信頼感たっぷりに紹介していた。

久保が内田組に参加するのは、映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(23年)、ドラマ『落日』に続いて3度目。「撮影の合間に、アイドルをやりながら俳優業をやらせていただいていることへの思いを打ち明けたときに、内田監督からいただいた返答が自分にとっては宝物のようなもので。これからも頑張ろうと思いました」と、印象的だった現場での監督とのやり取りを明かした。

『誰よりもつよく抱きしめて』

舞台挨拶のため、韓国から駆けつけたチャンソン。人を真に愛することができないジェホンの役柄について、「自分も練習生の頃にそういう時期があったので、これがジェホンの感情かなと、監督と相談しながら役作りをしていきました」と振り返る。

内田監督はチャンソンについて、「日本語が上手すぎるから、少し下手にしてもらった」「料理シーンの手元撮影のために吹き替えを用意していたけど、チャンソンが上手すぎて必要なかった」と、裏話を明かしていた。

このほか、ドラマ『SHOGUN 将軍』への出演で世界的に注目されている穂志は、良城と同じく強迫性障害による潔癖症を患う千春を演じるにあたり、私生活でビニール手袋を着けたり、除菌グッズを持ち歩いて役作りに臨んだと振り返り、「特別な病気の人の話ではなく、皆さんや周りの人のお話だと思ってもらえたら嬉しい」と思いを伝える。

『誰よりもつよく抱きしめて』

続いて作品タイトルにちなみ、全員がそれぞれ「今、誰よりもつよく抱きしめたいもの」を発表。三山は迷わず「チャンソンです!」と答え、チャンソンと熱いハグをする。久保は「餃子」と答え、永田と共に餃子フェスを訪れたこと、最近は春菊の餃子にハマっていることを明かした。

そして穂志は愛猫、永田は布団、北島はヘッドホン、竹下は祖母の家にいる猫、内田監督は今作に出演した子役の子と回答。最後に期待の目を注がれたチャンソンは、もちろん「凌輝〜!」と叫び、再び2人は熱いハグを交わした。

『誰よりもつよく抱きしめて』

ライブコーナーになると、場内の雰囲気が一変。まずはチャンソンが、2PMの人気曲をパフォーマンス。スーツ姿のバックダンサーを従え、キレよくセクシーなダンスを交えながら歌い上げていく。「I’m your man」では、途中でネクタイを外して操る振付や、シャツの胸元を開く仕草に、大きな悲鳴が。さらにチャンソンはダンサブルな「ミダレテミナ」でハンドクラップを起こし、会場を大いに盛り上げた。

そして、BE:FIRSTの7人が登壇して、「誰よりも」を初披露。珠玉のバラード曲を、ブラックの上品な衣装に身を包んだメンバーが感情を込めて歌い上げると、観客はうっとりとその歌声に聴き入る。

『誰よりもつよく抱きしめて』

BE:FIRSTのメンバーはそれぞれに感想を語り、SOTAは「BE:FIRSTのことを100でこなしながら撮影を頑張っていたRYOKIの姿を知っているので、こういう場を迎えられたことを、自分のことのように嬉しく思います」と三山をねぎらい、LEOは「歌って踊ってラップしているRYOKIばかりを近くで見ているから、画面越しに見ると遠い存在のようで、不思議でした」としみじみ。

『誰よりもつよく抱きしめて』

なお、この日初めて本編を鑑賞したLEOが、舞台裏で物語の展開に激しくリアクションしながら見ていたことを、RYOKIが暴露。LEOは「僕だけ応援上映してました」と話して笑わせた。

『誰よりもつよく抱きしめて』

自身が歌詞を書いた主演作の主題歌をメンバーと並んで歌うという経験を経て、「すごく感動しました」と話した三山。そして「様々な経験をしていろんな人に出会って、節目でメンバーのところに戻ってくると、ふと『本当にいい奴らだな』と思うんです。今7人で歌いながら、それをすごく感じました。ありがとう」と、メンバーへ深い感謝を伝えた。

最後に久保が「スタッフも共演した皆様も、本当に全員でいろんな気持ちを込めて繊細に作り上げた作品なので、どうか届いてくれたら嬉しいです」、三山が「どんな人にも当てはまるような、人同士のすれ違いや理解できないもどかしさなど、人間の心の奥をヒューマンストーリーとして描いた作品。心にそっと寄り添えるものになっているんじゃないかなと思います」と挨拶。華やかなイベントの幕は降りた。

『誰よりもつよく抱きしめて』は2月7日より全国公開。

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