重岡大毅、上白石萌音との10年ぶり共演にお互い安心感「上白石さんで本当によかった」
『35年目のラブレター』お披露目試写会にキャスト&監督登壇
映画『35年目のラブレター』お披露目試写会が2月3日に開催され、主演の笑福亭鶴瓶、妻役の原田知世に加え、共演の重岡大毅、上白石萌音、くわばたりえ、安田顕、塚本連平監督が初集結。心温まる想いや撮影エピソードを披露した。
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主演の西畑保役を演じた笑福亭鶴瓶は「3月7日の公開までだいぶあるなと思ってたんだけど、あっという間にこの日が来た。いい映画なんで最後まで楽しんでいただきたい」と話し、妻・皎子を演じた原田知世も「素晴らしい映画になっています。最後まで楽しんでいただきたいです」とお客様を前にあふれる思いを語った。
「この映画に出させてもらって本当に良かった」と話すのは、若かりし頃の西畑保を演じた重岡大毅。その隣で鶴瓶が眼鏡を外し、重岡の顔真似をするという仲睦まじい様子も見られた。重岡と共に若かりし頃の西畑皎子を演じた上白石萌音は、「一足早く映画を拝見して一観客として大好きになった。いよいよ公開日が近づいてきていることがとても嬉しいです」とコメントした。
観客を前にキャストが登壇し作品をお披露目するイベントは初めてということで、MCから今の気持ちを聞かれた鶴瓶は、「本当に出れてよかった。自分でも良かったと思うし、自分でやらなきゃと思えた」と話した。それに対し塚本監督は「すごく良かった。自分でやらなきゃと率直に答えていただける作品になったことが本当にすごいと思う」と直々に太鼓判を押した。
同様の質問に原田は、「早く見てほしいという気持ちが強かった。出演しているのにも関わらず客観的に見てこの作品大好きだなと思えたし、本当は今日みなさんと一緒に席に座って見たいです」と本作へのあたたかい想いを話しました。
鶴瓶と原田が演じる西畑夫妻の若かりし頃を演じての感想と、本作の感想を問われた重岡は、「この役柄を演じさせていただくと聞いたとき、(皎子役が)上白石さんで本当によかった。10年前に共演してそれ以来だったのですが、すごく安心できました。何かやることに遅いことはないというこの映画のメッセージを伝えられたら」と答えると、間髪いれずに上白石が「こちらこそ」「私も信頼してますよ」という抜群のコンビネーションによる掛け合いを披露した。
同様の質問に上白石は、「尊敬している役者さんなので私もご一緒できたことが嬉しいし、自分たちが将来鶴瓶さん・原田さんになるという未来へのわくわくも抱きながら撮影を進められました。想像を超える温かさがあったので、早く皆さんにも温まってもらいたいです」と会場の期待を誘った。
西畑保の通う夜間中学で教師を務める谷山恵役を演じた安田顕は、心掛けたことについて聞かれ、「実話を基にした作品だと脚本を読んで知った、そして読んでみて何でもやろうと思えました」と力強くコメント。さらに役作りのために自主夜間中学へ見学に行き、「共に学ぶという部分を抱えて演じたい」とこの作品への意気込みを語った。
鶴瓶との共演については、「ずいぶん前からお世話になっている。僕のことをいい役者だ、もっとセリフやってくれ、と周りに言ってくださったり。こんな方に僕はなりたいと思っています」と鶴瓶への信頼を語った。
西畑家の永遠のお隣さん・光江役のくわばたりえは、「素敵な作品、その中に出させてもらったことが本当に光栄で、見終わった後に(登場人物の)個々の今までの人生を振り返っていろんなことをしていきたいと思える作品だと思います」と挨拶。現代と若かりし頃の両方を演じるにあたって心掛けたことを問われると、「衣装さんとメイクさんのお力で各年代を演じることができた。父に写真を送ったところ誰?と言われました」と会場の笑いを誘った。
唯一、若かりし頃と現代の両パートに出演したエピソードを問われると、「不思議と何の違和感もなく同一人物に見えてくる、映画を見たら分かる」とコメント。このエピソードを受け鶴瓶は、自身が演じた保の若き日を演じた重岡の方を見つめ「こんな顔ちゃうわ」と話し、対して重岡は「嬉しさと複雑さが半端ない」と返し、会場があたたかい笑いに包まれた。
最後に監督・脚本を務めた塚本連平監督は、「この話を知ったとき絶対に映画にしたいと思いました。最高のこの人にこの役をやっていただきたい、このキャストで映画が完成した。そしてお客様に観ていただけることで胸がいっぱいです」と話し、観客に向け「温かい気持ちになれる、そして誰かにありがとうと言いたくなる映画です。来てくださってありがとうございます。そして(脚本上で)文字で書かれた人物たちを素敵に演じてくれたキャストの皆さん、ありがとう」とあふれる感謝を伝えた。
ここで、主人公である西畑保が定年後に読み書きに挑戦することから、今年チャレンジしたいことを各キャストが発表。くわばたは「今まで思ったことなかったが、本作の西畑さんが頑張る姿を見て…キスシーンにチャレンジしたい!」、安田は「英語を自由に話してみたい。洋楽が好きなのに歌詞が分からないから分かるようになりたい」と語った。
上白石は「いつでも大切な人に迷わずラブレターを書けるように、漢字検定を受けようと勉強しています」、重岡は「朝からシャキッとしたいのと、風邪を引かないように毎朝冷たいシャワーを浴びている」、原田は「50代になってから始めたゴルフ。1年前のスイングと比べると良くなっていて伸び代を感じられたのでずっと続けたい」、最後に鶴瓶は「52歳から落語を始めたが、覚えが悪く毎回ネタを増やすこと自体が挑戦です」と意気込んだ。
最後の締めのメッセージとして原田は、「鶴瓶さんとご一緒出来て幸せでした。皎子さんが保さんのそばにいるように鶴瓶さんのそばにいました。そうすることで自然と皎子さんが近づいてきました。西畑さんたちの長い人生を自分が体感したような不思議な感覚でした。きっとあったかい気持ちになれる作品です」とコメント。
鶴瓶は「本当に幸せな撮影期間だった。今日会えるのも楽しみにしていた。ちょっとした親戚のような。この映画には夫婦の良さ、人間の愛が詰まっていると思います」と語り、本当の夫婦のような温かい様子に会場から大きな拍手が送られた。
『35年目のラブレター』は3月7日より全国公開。
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