『るろ剣』大友監督「自分にできることの全てをこの作品に投げ打った」製作費25億円で作り上げたアメリカ統治下のリアルな沖縄とは?
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『宝島』アメリカ統治下時代の沖縄を鮮明に切り取ったアザービジュアルが公開
妻夫木聡を主演、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太を共演に迎え、真藤順丈による傑作小説を映画化した『宝島』。本作より、アメリカ統治下時代の沖縄を鮮明に切り取ったアザービジュアル4種類を紹介する。
・妻夫木聡主演、“沖縄がアメリカだった時代”を真正面から描き切る本気作『宝島』の公開日が決定
戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描き切った真藤順丈による傑作小説「宝島」。審査委員から満場一致で選ばれた第160回直木賞をはじめ、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞した同小説が、東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと実写映画化される。
1952年、沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える‟戦果アギヤー“と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク(妻夫木)、ヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)の3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオン(永山)だった。
全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、突然消息を絶つ。残された3人は憧れのオンの失踪の謎を追いながらも、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがて警察官、ヤクザ、小学校の先生になり、それぞれの道を歩み始める。
しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、3人はやり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情を爆発させる。そして、オンが基地から持ち出した”何か“を追い、米軍も動き出し…。消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか? そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは?
監督を務めるのは、『龍馬伝』『るろうに剣心』シリーズなど、時代劇からアクション、SF、ドラマ、ミステリーやファンタジーまで、常に新たな挑戦をし続ける大友啓史。主演には妻夫木聡を迎え、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら日本映画界を牽引する豪華俳優陣が集結する。
今回紹介するビジュアルは計4種。米軍による営業許可証、通称「Aサイン」を掲げるバーが立ち並ぶ繁華街の雑踏、巨大なアメ車。全てをアメリカに支配されていた当時の沖縄のリアルな空気感が漂う中、激動と混沌の時代を懸命に生き抜く、‟戦果アギヤー“の日常が映し出されている。
米軍基地から物資を奪い、戦果として困窮する住民らに分け与えていた若者たち。何も恐れず未来を信じ突き進む‟戦果アギヤー“と呼ばれる彼らの勇ましい姿とともに、ビジュアルに添えられた「1952:WHEN OKINAWA WAS STILL UNDER US OCCUPATION.」というコピー。戦後の過渡期を全力で生きたグスク(妻夫木)、ヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)そして、リーダーのオン(永山)ら全ての若者たちの魂の叫びが感じられる、見る者の胸に強烈なメッセージを突き刺すデザインだ。
映画化にあたり、「⾃分にできることの全てをこの作品に投げ打った」と語る大友監督。「戦争という悲劇は、その渦中のみではなく、それが終わった後の日常にも大きな影響を及ぼす。戦争を通して生まれた勝者と敗者という関係性は、その後の日々の暮らしの中にどんな爪痕を残していくのか。そして、その関係性は我々に何を与え、何を奪っていくのか。宝島は、沖縄を舞台にした物語ですが、決してあの時代の沖縄だけにと留まる物語ではない。いまだ世界中で起きている戦争や紛争の本質に真正面から踏み込んでいく、そんな普遍性を持った物語だと思います。スタッフキャストが心を一つにし、同じ願いを持って取り組んだ作品です」とコメント。
企画開始からおよそ6年。戦後80年となる今年の公開に向け、「アメリカに統治された沖縄で“戦果アギヤー”と呼ばれた若者たちが何を考え、何を感じ、何を大切にして生きていたのか。そこには混沌として今の時代を生きていく上で、本当に大事なものは何かをもう一度考えるヒントがある。映画というエンタテイメントの中で、日常の時間を忘れて、少しでもあの時代を追体験し、1⼈1 ⼈が⼼の中に何かを持ち帰っていただけたら」と思いを寄せた。
『宝島』は9月19日より全国公開。
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