宮世琉弥、自ら壁ドンシーンを監督にリクエスト!?「壁ドンがやりたくてこの映画やっているんで」

宮世「この作品に携わったことで“推す”力の素晴らしさを改めて実感しました」

安斎かりんによる累計200万部突破の大人気コミックを実写映画化した『顔だけじゃ好きになりません』がついに完成。先行上映付き『顔好き』ファンミーティング（完成披露イベント）が実施され、主演の宮世琉弥、共演の久間田琳加、中島颯太（FANTASTICS）、米倉れいあ、そして耶雲哉治監督が参加した。

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満員の観客約500人を前に、可愛らしいバルーンが飾られたステージにラインナップした面々。顔が良すぎる青髪男子・宇郷奏人を演じた主演の宮世は、役柄紹介の「青髪」という言葉を「え？ アホ髪!?」と聞き間違える天然ボケを炸裂してひと笑い起こしつつ、「去年の夏くらいに撮影して、僕的にはあっと言う間です。公開間近という実感は…今日の朝からワキワキ！です」と謎ボケを放ってまたまた笑わせた。

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整った顔をこよなく愛するオタク女子・知見才南役の久間田は、宮世演じた奏人先輩について「物凄くクールな印象だけれど、徐々に見えてくる可愛らしい一面があったりして。そのギャップに皆さんやられてしまうと思います！」と予告。すると宮世は「それって僕が、ですか？」とニヤリとして、そんな宮世について久間田は「凄くお喋りで盛り上げ役というか、いつも明るかったです」とムードメーカーだと評していた。

長い前髪で顔を隠したミステリアス男子・土井垣凌役の中島は「原作ファンの多いキャラクターなので魅力的な部分を繊細に演じたいと思いました」と演じる上での心構えを明かし、地毛で作った両目を覆い隠す長い前髪からの視界については「あれは僕からしたらメッチャ見えるんです。なので意外と普通に出来ました」と実感を込めていた。

また中島は、土井垣の腕にあしらわれたタトゥーデザインについて「ここはこだわりで原作のデザインそのものを入れています。原作の色々なシーンを参考に描いていただいたので再現度が高いです！」と見どころに挙げていた。

一方、才南の親友で最強のネトスト系女子・能原柚里役の米倉からは「海辺での撮影では風が強くて、スタッフさんたちが体を張って中島さんの前髪を守っていた」との証言が。これに中島は「風が強いと前髪が乱れて顔が見えてしまうので、風がこっちから来たらこっち！と体の角度を変えながら風を操っていました」と身振り手振りで当時の状況を再現していた。

耶雲監督は主演・宮世の『顔だけじゃない』魅力を聞かれると「撮影の終盤に宮世君が僕の後ろにスッと来て、僕の肩を揉みながら『監督、疲れているの？』と囁いて…バックハグ状態！ それがキュンと来ました。こんなおじさんをキュンとさせるコミュ力の高さが宮世琉弥の魅力！ いやらしい男です」と興奮気味にエピソード披露。当の宮世は「監督、話を盛っています！ いやらしくないよ～！」と赤面の大慌てだった。

舞台挨拶終盤では作品にちなんだクイズを実施。そこで宮世が耶雲監督からの無茶ぶりでキュンキュンセリフ「好きなんじゃないの？」を生披露するなど大盛り上がり。さらに、耶雲監督は劇中の壁ドンシーンに触れて、「撮影当日に台本にない壁ドンのアイデアを（宮世から）頂いて。『俺これやりたいんです。壁ドンがやりたくてこの映画やっているんで』と言われた」と暴露。

すると宮世は「違います！ そこは言わせてください！ …そんな提案僕からしましたっけ？」と大慌てするも、久間田から「そのような話はしていたような気がする」、耶雲監督から「壁ドンは脚本にはなかったですし、普段提案してこないのにどうしてそこまで壁ドンがしたいのかと思った」という逃げられない証言が挙がった。

観念した宮世は「…壁ドン俳優」と自虐も、中島から「実際にやってみた感想は？」と尋ねられると、「感想？ 悪くないよね！」と満足気。中島から「やかましいわ！」と鋭くツッコまれていた。

最後に主演の宮世は「この作品に携わったことで“推す”力の素晴らしさを改めて実感しました。この作品は皆さんの気持ちを表している作品になっていますし、SNSの中の人という夢のようなシチュエーションでもあり、現実味のある作品でもあるので、幅広い方にも見ていただける映画だと思います。何度見ても色々な視点から楽しめるので、ぜひ春休みに1日5回は見に行ってください！」と笑いを交えながら作品をアピールしていた。

『顔だけじゃ好きになりません』は3月7日より全国公開。