トランス女性が主役に抜擢され体当たり演技! 演技初挑戦のチャン・クアンをはるな愛が絶賛

#LGBTQ#LGBTQ+#アッシュ・メイフェア#その花は夜に咲く#チャン・クアン#はるな愛#ベトナム映画#映画

『その花は夜に咲く』
(C)An Nam Productions, Đông A Films, Akanga Film Asia, Bitters End, Mayfair Pictures
『その花は夜に咲く』
『その花は夜に咲く』
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『その花は夜に咲く』

望まぬ性に生まれたサンと、ボクサーのナムとの愛の軌跡

トランスジェンダー女性のチャン・クアンが主演を務めるアッシュ・メイフェア監督作品『その花は夜に咲く』が公開される。今回が演技初挑戦となるクアンに、タレントのはるな愛から絶賛コメントが到着した。

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本作は、長編デビュー作『第三夫人と髪飾り』(18年)が世界の映画祭で数々の賞を受賞し大きな注目を集めたベトナムの新鋭アッシュ・メイフェア監督、待望の長編第2作。望まぬ性に生まれたサンと、ボクサーのナムとの愛の軌跡を、監督自身の中学時代の経験や記憶、トランスジェンダーの友人をモデルに、鮮烈なラブストーリーに創り上げた。「ベトナムでは今もなお、トランスジェンダーコミュニティは政府や社会から厳しい批判を受けています」とメイフェア監督が語るように、果敢にタブーとも言えるテーマに挑んでいる。

『その花は夜に咲く』

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1998年のサイゴン。都会の片隅に貧しくもつつましく、愛し合いながら生きる恋人たち。望まぬ性に生まれたサンはナイトクラブで歌い、ナムはボクサーとして懸命に暮らしていた。

『その花は夜に咲く』

ある日、街のフィクサー・ヴーンがナイトクラブに現れ、ステージで妖しくも華麗に歌うサンに目が釘付けになる。手術費用のため、ヴーンと逢瀬を重ねるサン。彼女を愛し、その思いを知るナムは、より稼ぎの良い闇の地下格闘技に手を染めてゆく。

容赦のない夜の世界に飲まれてゆく2人。愛ゆえにすれ違う2つの魂。嫉妬や裏切り、焦りや不安ーー運命の歯車が狂いはじめる。激しく切なすぎる二人の愛はどこへ向かうのかーー。

自らの夢をかなえるため、そして恋人であるナムとの愛を守るために奮闘する主人公サンを体当たりで演じたチャン・クアンは、自らもトランスジェンダー女性であることから主演に抜擢され、今回が演技初挑戦。そんな彼女にタレントのはるな愛から絶賛コメントが到着した。

はるなはミスインターナショナルクイーン2009世界大会(トランスジェンダー女性たちによるビューティーコンテスト)にて優勝した経験を持つが、チャン・クアンはミスインターナショナルクイーンベトナム大会2023ベトナム大会でトップ10入り、そしてベストフェイス賞を受賞している。映画のなかだけでなく、自身がトランスジェンダー女性として輝く姿をみせる彼女に、はるなからは「世界中のトランスジェンダーに大きな共感、感銘そして勇気を得ることでしょう」と称賛の声が届いた。

『その花は夜に咲く』

本作の公開からほどなく3月28日からは、トランスジェンダー女性であるカルラ・ソフィア・ガスコンが性別適合手術を受け女性として生きることを決めるメキシコの麻薬王を演じ、カンヌ国際映画祭では最優秀女優賞をアンサンブル受賞、3月に行われる米アカデミー賞でも12部門ノミネートされている注目作『エミリア・ペレス』(ジャック・オーディアール監督)が公開されるなど、当事者がトランスジェンダー女性を演じる作品の公開が続く。

■はるな愛(タレント)

人は自由に生きているから、悲しい決断も潔くできる。
この映画は同じ時代に生きる私たちに幸せとは何かを問いかけた。

ミス・インターナショナル・クイーンベトナム大会に挑戦したクァンちゃんは大会で素晴らしい経験をされたと思います。
世界中のトランスジェンダーにあなたの映画は大きな共感、感銘そして勇気を得ることでしょう。

『その花は夜に咲く』は3月21日より全国順次公開。

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