笑福亭鶴瓶主演『35年目のラブレター』舞台挨拶に原田知世らキャストが登壇
読み書きができないまま大人になった夫が、最愛の妻のためにラブレターを綴るという心温まる実話をもとにした映画『35年目のラブレター』。その公開記念舞台挨拶が3月8日に開催され、主演の笑福亭鶴瓶をはじめ、原田知世、重岡大毅、上白石萌音たちキャストたちと主題歌を書き上げたシンガーソングライターの秦基博、そして塚本連平監督が劇場に集まった。
・重岡大毅、上白石萌音との10年ぶり共演にお互い安心感「上白石さんで本当によかった」
映画『35年目のラブレター』のベースとなったのは、2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ・雑誌で取り上げられ、さらには創作落語にもなるなど、様々な形式で広まり多くの感動を呼んだある夫婦の実話だ。
(C)2025「35年目のラブレター」製作委員会
夫の西畑保役・鶴瓶は「あっという間に封切りを迎えたのですが、早いですよね。(公開が)来てほしくない、終わらんといてほしいという気持ちです。今日お客さんは見ていただいた後だからわかると思いますがいい映画ですよね。一回二回だけではなく三回、四回と見に行っていただきたいと思ってます」と挨拶し、その妻、皎子を演じた原田も「こんな素敵な作品に参加させていただいたことを本当に心から幸せに思ってます。多くの方に届くようにという気持ちでいっぱいです」と公開を迎えた喜びを伝えた。
笑福亭鶴瓶(左)と原田知世
(C)2025「35年目のラブレター」製作委員会
若かりし頃の西畑夫婦を演じたのは重岡大毅と上白石萌音。
重岡大毅
(C)2025「35年目のラブレター」製作委員会
重岡は「この作品を劇場で見ていただいて、本当にありがとうございます。沢山の方に見てほしいなとめちゃくちゃ思ってた作品なので、今日は楽しみにしてきました」と感謝を伝え、上白石は「私も公開日が来てほしいような、来てほしくないような気持ちだったのですが…撮影中や取材日、舞台挨拶とかでこの作品のことを考えるだけで幸せな気持ちになっていましたし、みんなで集まった時のほっこり感も大好きで幸せだったのですごく寂しいです」とコメントし、さらに「誰よりも寂しいのはもうしばらく知世さんに会えない鶴瓶さんじゃないのかなと思ってます」と会場を笑わせ、鶴瓶も「その通りです」と同意した。
重岡「何歳になっても遅いということはない」
本イベントでは、映画の公開前に全国各地で実施した試写会から届いた、温かい気持ちのこもった感想がバックパネルに集められていた。
苦労を重ねた若かりし頃の保を演じた重岡には「何歳になっても何かにチャレンジする事の大切さを学ばせて頂けました」という感想が紹介され、「僕もそこを学ばせていただいて、最初この脚本をいただいた時にこの映画のメッセージである何歳になっても遅いということはないということに、僕もそう信じてるつもりです。ずっとやりたかったこととか、心残りなことにチャレンジするってすごく力がいることだし、この役を通じてその先にある何かを一緒に見つける感覚でこの映画に参加させていただいて、この作品に出合えて本当に感謝してます。ありがとうさん」と感謝した。
上白石萌音(左)と重岡大毅
(C)2025「35年目のラブレター」製作委員会
続く上白石は「10回泣いて、10回笑いました。見た後は絶対に大切な人に会いたくなります」という感想に対して、「私も映画を見たとき笑ってるのか泣いているのかわからないくらい色々な感情になったんですけど、この映画を見わった後に誰かの顔が浮かぶのってすごく幸せなことですよね。思い浮かべた後にそれだけじゃなく、ぜひ思いを伝えてほしいなと思います。生きてればいろいろなことがありますけど、なるべく人のいい面、“ええとこ”をみて生きていきたいな、そうしたら大きな愛に出会えるんだということを教えてくれる映画だなと思います。私も知世さんと一緒で、ただただ(重岡の)横にいて隣にいるだけで皎子さんになれて、台本に書かれている文字だけでなく心の底から気持ちが出てくるようになったのでそれは本当にシゲちゃんのおかげだって思って…ありがとうさん!」と演じた皎子と映画への想いと共に重岡に感謝の気持ちを伝えた。
上白石萌音
(C)2025「35年目のラブレター」製作委員会
最後に西畑夫妻を演じた鶴瓶、原田から「映画をご覧になったみなさんと一人一人ずつ感想を聞きたいなと思う作品です。この作品がご自身の家族、友達、そして愛する人…大切な方々に感謝の気持ち“ありがとうさん”を伝えるきっかけになるといいなと思ってます。多くの人に届いてほしいです」と、鶴瓶からは「僕は52歳から落語を始めたんですよ。やれるかなと思っていたんですけと、やれるんですよね、50歳を過ぎてからでも自分がそういうスイッチを入れたら。ぜひこの映画をきっかけに何かを始めていただきたいです。何回でも映画を見て自分の肥やしにしてほしいです。本当にありがとうございます」とそれぞれメッセージが寄せられ、登壇者の“ありがとう”の気持ちに満ちたイベントは終了した。
映画『35年目のラブレター』は現在公開中。
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