宮沢氷魚は育児に追われる“浪人夫”、吉沢亮は美しすぎる“女形”に 注目作から目が離せない! 話題の記事をピックアップ

#ガール・ウィズ・ニードル#佐藤さんと佐藤さん#国宝

(C)2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会
(C)2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会
(C)2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
(C)NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024

映画好きが集うエンタメサイト[ムビコレ]の人気記事をピックアップして紹介!

だらしない弁護士妻と、育児に追われっぱなしの浪人夫。「佐藤さん」同士の夫婦がつむいできた生活を描く、岸井ゆきの・宮沢氷魚W主演の『佐藤さんと佐藤さん』が公開決定し話題に。また、吉沢亮主演『国宝』の最新映像や、『ガール・ウィズ・ニードル』の場面写真も大きな注目を集めた。

岸井ゆきの・宮沢氷魚W主演『佐藤さんと佐藤さん』が公開決定

だらしない弁護士妻と、育児に追われっぱなしの浪人夫。「佐藤さん」同士の夫婦がつむいできた生活を描く、岸井ゆきの・宮沢氷魚W主演の『佐藤さんと佐藤さん』(監督:天野千尋)が公開決定。また、4月に開催される第49回香港国際映画祭Fantastic Beats部門への出品も発表された。

本作のメガホンを取るのは、天野千尋監督。隣人との危うい関係をシニカルに描いたサスペンス・コメディ『ミセス・ノイズィ』(20年)、NYジャパンカッツ観客賞、日本映画批評家大賞脚本賞を受賞している。

今回W主演のサチとして参加した岸井ゆきのは「どうしてわかり合いたい人とこそすれ違い、分かち合いたいことも、ほんとは楽しいはずの会話も、余計なひとことや不要な思いやりによって手のひらからすり抜けていくのだろう」と、ふたりのもどかしい関係に想いを馳せた。

宮沢は、岸井との共演を「とてもチャーミングな方で、撮影初日からお互い心を開いて、タモツとサチをしっかりと演じられたと思います」と初めての共演ながら、息がぴったりだったことを明かしている。

・宮沢氷魚、だらしない妻にイライラ…育児に追われる“浪人夫”演じる『佐藤さんと佐藤さん』公開決定

原作者・吉田修一も絶賛の吉沢亮主演『国宝』最新映像に注目

任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公の50年を描いた壮大な一代記──映像化は不可能と言われてきた、作家・吉田修一の最高傑作。李相日監督によるその映画化作品『国宝』の最新映像が公開された。

(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

公開されたのは、原作者・吉田修一も「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた映画の一端を知ることができる特別映像だ。

歌舞伎界を舞台にした本作は、吉田修一自身が、3年間歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身の小説が原作となっている。

映像には、赤い着物に身を包み、美しい白塗り姿で堂々とセリに立つ喜久雄(吉沢亮)。運命の刻と心臓の鼓動が鳴り響くなか、「藤娘」の幕が上がっていくシーンが。

上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られた喜久雄と、半二郎の跡取り息子で名門の御曹司・俊介(横浜流星)。兄弟として、親友として、ライバルとして、ともに芸に青春を捧げていくふたりの姿……だが、喜久雄はつぶやく。「結局この世界、血やんか」。最高峰のスタッフ・キャストによる、壮大な一代記に注目したい。

・吉沢亮の“女形”が美しすぎる…原作者・吉田修一も「100年に一本の壮大な芸道映画」と絶賛する『国宝』最新映像

実際の連続殺人事件をモデルに描く『ガール・ウィズ・ニードル』場面写真

かつて実際に起こった連続殺人事件をもとにしたゴシック・ミステリー『ガール・ウィズ・ニードル』。今年の米アカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされた本作の場面写真が公開され、話題となっている。

(C)NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024
(C)NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024

戦後の混沌を迎えていたデンマークで、7年間に自身の子を含む9人(25人を殺したとの疑いもある)の子どもを殺害したとされる連続殺人事件。そんな実話をモデルとしたのが、映画『ガール・ウィズ・ニードル』である。

この忌まわしき物語を、モノクロームで描いたのが、ポーランドをホームとするスウェーデン人監督マグヌス・フォン・ホーン。『スウェット』(20年)でSNSの闇を描き、カンヌ国際映画祭でも話題となった新鋭監督の最新作だ。

本作を見たケイト・ブランシェットは「息もできないほどの緊張感」を持つとし、デヴィッド・クローネンバーグ監督も「ファンタスティック! 強くお薦めする」と絶賛したという。

今回公開された場面写真では、貧困下で必死で奮闘する主人公・カロリーネ(ヴィク・カーメン・ソネ)の白い帽子をかぶったお針子姿や、かすみがかった道にたたずむ幻想的な様子、お菓子屋を営みながら育てられない子を持つ母親に寄り添うダウマ(トリーネ・デュアホルム)の無表情で赤ん坊を抱く姿、また、突如戦地から帰還するもひどい傷を負うカロリーネの夫(ベシーア・セシーリ)の姿などがうかがえる。

この町ではいったい何が起こっているのか。そして、ホーン監督は本作でどのような社会の闇を描き出そうとしているのだろうか。場面写真から想像を膨らませたい。

・貧困にあえぐお針子が堕ちた闇──クローネンバーグ監督も絶賛の北欧ゴシックミステリー

INTERVIEW