まさにバレエ版『セッション』! ボリショイ・バレエで繰り広げられる鬼コーチの超パワハラ・レッスン
#JOIKA 美と狂気のバレリーナ#オレグ・イヴェンコ#ダイアン・クルーガー#タリア・ライダ#ナタリア・オシポワ#バレエ#映画
極限映画で描かれる教師と生徒の関係性はコンプラ違反しまくり!?
世界最高峰のバレエ団“ボリショイ・バレエ”を舞台に描く、完璧なプリマになることに取りつかれたアメリカ人バレリーナの狂気に満ちたサイコ・サスペンス映画『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』。本作より、『セッション』と見比べたい、極限状態で力を発揮させようとする教師と生徒の関係性をとらえた場面写真を紹介する。
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主人公ジョイはボリショイ・バレエ団からスカウトされ単身ロシアへ渡る。希望を持ちアカデミーに入学したジョイを待ち構えていたのは、常人には理解できない完璧さを求める伝説的な教師ヴォルコワの脅迫的なレッスンだった。過激な減量やトレーニング、日々浴びせられる罵詈雑言、ライバル同士の蹴落とし合い。ジョイの精神は徐々に追い詰められていき…。
この壮絶な物語は、2012年にアメリカ人女性で初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約を結んだジョイ・ウーマックの実話がベースとなっている。華麗なバレエ界の裏側で、当時のダンサーたちが直面していた過酷な現実もセンセーショナルに描かれる。
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主演は『17歳の瞳に映る世界』(20年)『ウエスト・サイド・ストーリー』(21年)など話題作に出演するハリウッドの超新星タリア・ライダー。純真無垢な少女から狂気のバレリーナへと変貌していく様を見事に演じている。
また、『女は二度決断する』(17年)や『イングロリアス・バスターズ』(09年)など多彩な作品に出演し、自身も英国ロイヤル・バレエスクールで学びダンサーを目指していたダイアン・クルーガーが教師ヴォルコワを、『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』(18年)でルドルフ・ヌレエフを演じたダンサーのオレグ・イヴェンコがジョイのパートナー・ニコライを演じる。さらには世界的バレリーナのナタリア・オシポワが本人役で登場するなど、現役のダンサーたちが出演し華を添える。
夢や理想を追い求めるあまり、極限状態で力を発揮させようとする教師と生徒の関係性はいつだってセンセーショナルだ。4月4日よりリバイバル上映される『セッション デジタルリマスター』では、若きドラマーと鬼教師の狂気の対決に全世界が熱狂したが、4月25日より公開の本作でも『セッション』を彷彿とさせる狂気の対決を見ることができる。
プリマになることを夢見て単身ロシアへ渡った主人公ジョイ(ライダー)をボリショイ・アカデミーで待ち構えていたのは、厳格なレッスンで完璧さをどこまでも追求する伝説的な教師ヴォルコワ(クルーガー)。レッスン中に目を閉じて踊ったジョイを怒鳴り、無音の中、手拍子だけで躍らせたり、精神を追い込む厳しい言葉をかけ続けながらレッスンを進行したりするなど、一切の妥協がない。暴言や執拗に同じことを繰り返し行わせ、どんどん体力と共に精神力をも削っていく。現代にはそぐわないコンプラ違反しまくりの厳しいレッスンを行うヴォルコワの姿は、まさに鬼コーチだ。
そんな鬼気迫るヴォルコワを演じたダイアン・クルーガーは、「彼女は元プリマ・バレリーナで、人生をバレエに捧げてきたボリショイ・バレエ・アカデミーの教師でありディレクターです。彼女には厳しい規律がありますが、一方で優しい心も持っているんです。何の理由もなく辛く当たるような人ではありません。それに、自分の生徒たちを愛しており、非常に厳しいバレエの世界で全員が活躍できるように何でも試そうとします。また、彼女は生徒たちに最高のパフォーマンスを期待しているので、当然、無慈悲にもなります」と役への理解を示している。
実際にクルーガーは一切表情を崩すことなく、感情の見えないヴォルコワを非常に高圧的に演じる。ヴォルコワと対峙するライダー演じる主人公ジョイは、徐々に追い詰められ狂っていくことになる。
毎年進級試験が行われ、適性がないと判断された生徒は容赦なく退学させられる。競争の激しいボリショイ・アカデミーの世界では、このようなレッスンは珍しいことではない。また、ロシア・バレエ界では、教師と生徒がマンツーマンで手取り足取りレッスンする習慣があり、劇中では見ているこちらが恐怖を感じるほどの狂気のレッスンを繰り広げるヴォルコワとジョイだが、その裏には2人の間にしかわからない絆が存在するのかもしれない。
『セッション』や本作で描かれる夢を追うものと、それを導くもの。その関係性が巻き起こす化学反応の先にあるのは天国か地獄か。ぜひ劇場で確かめていただきたい。
『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』は2025年4月25日より全国公開。
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