吉沢亮がコーダの青年を熱演!『ぼくが生きてる、ふたつの世界』がNetflix TOP10入り
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耳が聞こえない母と息子が織りなす心にしみる家族の物語
【Netflix TOP10】今回は「日本の週間TOP10(映画)」の第6位にランクインしている『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(英題:Living in Two Worlds)をピックアップ。吉沢亮主演の耳が聞こえない母と息子が織りなす心にしみる家族の物語だ。
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耳が聞こえない、またはあまり聞こえない親を持つ(自身は聴者である)子ども=コーダ(CODA, Children of Deaf Adults)。本作で吉沢が演じるのはこのコーダの青年・五十嵐大。大は宮城県の小さな港町で生まれ、耳の聞こえない両親の愛情をいっぱいうけて育った。幼い頃は母の買い物に付き添い、“通訳”をすることも楽しい日常の一幕だったが、多感な時期になるに従い周囲の人間から特別視されることに違和感を覚え始める。大好きだった母のことさえ疎ましく感じ始めた大は、20歳になると東京で一人暮らしを始めるのだが…。
五十嵐大による自伝的エッセイを映画化
原作は作家・エッセイストである五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」。『そこのみにて光輝く』、『きみはいい子』で一言では語れない人間の心の機微を描き、高く評価されている呉美保監督のメガホンで映画化された。
これまでコーダを主人公とする物語としては第94回アカデミー賞(2022年)で作品賞含む3冠に輝いた『コーダ あいのうた』があるが、本作もまた二つの世界で暮らす主人公がその境界線を行き来しながら成長していく姿を切り取った感動作となっている。
吉沢亮が揺れ動く主人公を深みのある演技で表現
撮影時に30歳だった吉沢は、10代半ばの学生時代からの大を担当。本作では大の母親・明子役をろう者俳優として活躍する忍足亜希子が演じているが、約2ヵ月間手話を特訓して撮影に臨んだという吉沢は、忍足を相手に不安定な10代の青年の戸惑い、心の揺れ動きを見事に表現。母を愛しながらも恥ずかしいと思ってしまう、息苦しくも複雑な心象風景を味わい深く描き出し、心に残る絶品演技を披露している。
大の両親や大が東京で出会う耳の聞こえない友人たちは、自らが置かれた状況の中でたくましくも明るく自立して生活している。本作では、耳が聞こえる世界で暮らす人々が持つアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み)にも気づかせてくれるが、 “耳が聞こえない世界”と“耳が聞こえる世界”を常に見つめながら暮らす大は、そんな自分を振り返って何を思い、どう自分の居場所を見出していくのか。その心の軌跡を見届けてほしい。(文:足立美由紀/ライター)
【Netflix日本Top10(映画)/3月17日~3月23日】
1位『恋わずらいのエリー』
2位『エレクトリック・ステイト』
3位『正体』
4位『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』
5位『啓示』
6位『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
7位『Demon City 鬼ゴロシ』
8位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
9位『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
10位『名探偵コナン ゼロの執行人』
※Netflix TOP10:Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週月曜日から日曜日までの各作品の「視聴回数」(視聴時間を作品の総時間で割って算出)に基づいてランク付けする。
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