鈴木亮平、有村架純との初共演は「驚くほど初日から兄妹感」 『花まんま』完成報告会見

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『花まんま』
(C)2025「花まんま」製作委員会
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有村「鈴木さんは人間味のあるお茶目な一面も持っている」

映画『花まんま』の完成報告会見が開催され、主演の鈴木亮平、共演の有村架純、そして前田哲監督が登壇。作品への思いや撮影秘話をたっぷりと語り尽くした。

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脚本を読んだ時の感想について鈴木は、「初めて脚本を読んだ時は、関西弁でいうと『これは感動するやろ!』と思いました。この作品は兄妹愛の物語だけではなく、亡くなった大切な人への想いや、遺された人たちがどう痛みを乗り越えていくかという、広いテーマが込められています。そうした色んなメッセージが受け取れる部分が一番好きです。それから関西人はつい笑いにしようとする部分がありますが、その中からどうしても溢れ出してしまう瞬間や思いが表現されていて、関西を舞台にした意味のある作品だと思いました」と、この作品ならではの魅力を熱く語った。

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有村は「とっても懐かしい気持ちになって、どこかくすっと笑える、また新しい作品ができるんじゃないかなと思って参加しました。自分自身の過去を振り返られる作品であり、自分の家族や兄弟と過ごしてきた時間や、そんな家族と離れて暮らして自分が10何年間やれてきたんだなということを回想するような脚本でした。それから、鈴鹿くんの演じる太郎はカラスと話せるなど、個性あふれるキャラクターが登場しています。それによって、この作品のファンタジー要素も違和感を持つことなく、“花まんま“という世界に入り込むことができると思いました」と振り返った。

完成した作品を見て鈴木は「驚くほど初日から兄妹感を感じられて、相性が良かったと思います」と明かすと、有村も「私も思っています!」と重ねた。鈴木は続けて「関西弁が大きかったです。東京だと遠慮するところを、関西弁だと壁を悠々と乗り越えられる特殊な言語だと思いました。有村さんとだから自然とできたと思います」と振り返った。

有村は「ただいま、といいたくなる空気感で、初日から壁を感じることなく、そこに“兄やん”として佇んでくださっていたので、こちらもリラックスして色んな感情を引き出していただきました」と現場の和やかな雰囲気を明かしていた。

前田監督が「お2人は前世では兄妹だったと思います。リラックスされて壁がなかったので、仲良しすぎるから壁をつくろうとしていました」とボケると、鈴木が「なんでそんなことするんですか(笑)。緊張しすぎですよ!」とツッコむやりとりも垣間見え、会場を和ませていた。

さらに、役柄を演じて特に意識したことについて鈴木は、「大きく2つあります。1つは、現実的な兄妹の関係をつくりたいということです。誇張した大阪の兄弟になりすぎないように、大阪の人たちが見た時にリアルだと思ってもらえる兄妹の関係性を目指しました。2つ目は、加藤俊樹のキャラクターについてです。両親を亡くして妹を育ててきたという立派な兄でもありますが、“THE・良いお兄ちゃん”ではなく、“妹を一人で育てられた俺!”という自分勝手な人間にすることで、妹への愛が引き立つのではないかと意識しました」とコメント。

一方、有村は「兄やんやもう一つの家族・繁田家の皆さんとの距離感を整理しながら、フミ子には別の女性の記憶があることについて考える部分がありました。別の女性の記憶は、フミ子にとって小さい頃から共存している感覚なので、フミ子の人生はフミ子の人生として、けれど心に人がいるという感覚を意識していました」とそれぞれの役作りについて明かした。

そんな2人のキャスティングの経緯について前田監督は、「関西を舞台に関西で撮影することは決めていたため、関西弁がネイティブな方に出ていただきたいと思っていました。俊樹は兄なので、現場でもリーダーシップがあって兄のような存在感のある亮平さんにお願いしたいと思いました。フミ子は柔らかく見えるけれども芯が強いキャラクターで、東大阪の町工場で一凛の花が咲いているような女性をイメージしていました。亮平さんとの組み合わせもぴったりで、この2人なら『花まんま』の世界がつくれるんじゃないかと思いました」と振り返った。

また、共演して初めてわかったお互いの魅力について鈴木は、「有村さんはすごく自然体なところが魅力的だと思いました。テレビで見る姿とお会いした時の印象が変わりませんでした。親しみやすくて自然体な方でで、柔らかいけれどブレない芯を持っているところがフミ子にピッタリだと思いました」と、有村への印象を明かした。

有村は「現場に入る前は緊張するような場所でお会いする機会が多かったです。現場で会ってみると、良い意味で普通のお兄さんでいてくださいました。元々は実直で職人気質な印象でしたが、そういう印象をひっくり返してくれるような、人間味のあるお茶目な一面も持っている方だと思いました。色んな人を信用して現場をつくっていく方だと思いました」と鈴木の意外な一面について語った。

それを受けて鈴木は「お箸を落としたりとか毎日のことなので、むしろそういう感じですね(笑)」と明かすと、有村は「手の力が入りすぎちゃっているんですかね(笑)」とフォローするなど、鈴木の力加減が調整できない悩みについて仲良さそうなやりとりを見せていた。

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お互いが役を演じる上で助け合ったエピソードについて鈴木は、「僕も妹がいますし、有村さんも妹なので、リアルな兄妹感を出したいということや、テンポ感もリアルな関西のノリでいきたいよね、といったことを話し合いました」、続いて有村は「役者以外のお仕事のことや、作品に入る前に監督やプロデューサーさんを交えて打合せをするのか、といった取り組み方についてお話しをお聞きしました」と勉強熱心な一面を見せていた。

また鈴木は「意外と僕たち2人のシーンが少ない中で、結婚式の時に本当に自分を兄だと思ってもらえるか、フミ子も僕の顔を見たその瞬間にこれまで育ててきたいろんな記憶がフラッシュバックするのか、ということを想像していました。具体的な話し合いよりも、お互いに心の繋がりを持てるかということを大切にしました」と有村とのコミュニケーションの取り方について語っていた。

最後に、前田監督は「お2人のキャストを迎えたことは大きな喜びで、皆さんに感動作として届けられるのはお2人の力がすごく大きいと思います。この作品をどうぞよろしくお願いいたします」、有村は「春の季節にぴったりのあたたかい作品ができたと思います。見終わったあとに家族や大切な人に会いたいな、連絡したいなと思える作品だと思います。年齢を問わず多くの方に見ていただきたいです」、鈴木は「『花まんま』はファンタジー要素があるからこそ、現実の愛を感じられる、まさに芸術はこういうことじゃないかと思う作品です。花がたくさん咲く時期の公開で、季節的にもぴったりな作品だと思います」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。

『花まんま』は2025年4月25日より全国公開。