13歳の少女の人生を狂わせた出来事とは…胸糞映画『MELT メルト』に注目 話題の記事をピックアップ

#MELT メルト#アドレセンス#侍タイムスリッパー

『MELT メルト』
(C)Savage Film - PRPL - Versus Production-2023
『MELT メルト』
『MELT メルト』
山口馬木也
VARIETYより

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サンダンス映画祭で最優秀演技賞(ワールド・シネマ・ドラマティック部門)に輝いたリベンジ・スリラー『MELT メルト』が公開されることが決定し話題に。また、『侍タイムスリッパー』安田淳一監督、主演の山口馬木也が日本外国特派員協会での記者会見に登壇したニュースや、大反響のNetflixのミニシリーズ『アドレセンス』を紹介したコラムも大きな注目を集めた。

海外映画祭を席巻したリベンジ・スリラー『MELT メルト』が公開決定

サンダンス映画祭で最優秀演技賞(ワールド・シネマ・ドラマティック部門)に輝いたリベンジ・スリラー『MELT メルト』が公開されることが決定した。本作よりティザーチラシと特報が公開された。

『MELT メルト』

女優として20年以上のキャリアを持つベルギーのフィーラ・バーテンスの初監督作となる本作は、まさしくその系譜に連なるであろう新たなトラウマ映画だ。エヴァという主人公の13歳の少女を軸に、大人になったエヴァが忌まわしい過去を回想する形で物語が展開していく。ひとりの少女の日常を容赦なく破壊し、ほぼ永遠に人生を狂わせてしまうトラウマとは、いかなる惨劇によってもたらされたのか

「女の子に興味があっただけだ」「もうお前とは遊ばない」という、意味深なセリフ。当時、彼らに何が起きたのか? 後半では子ども時代のエヴァの表情と呼吸にただならぬ空気が漂う。過去と現在が交錯しながら緊迫感が高まっていく特報が到着した。不穏な物語を予感させるティザーチラシにも注目したい。

・俺たちは悪くない、女の子に興味があっただけ…13歳の少女に何があったのか? 胸糞映画『MELT メルト』の衝撃

『侍タイムスリッパー』山口馬木也、外国人記者から涙もろさを指摘され…?

安田淳一監督がほぼ全財産をつぎ込んで完成させたインディーズ映画『侍タイムスリッパー』。昨年8月に公開されるや口コミで人気が広がり、10億円超の興行収入を叩き出す大ヒットを記録。今もなおロングラン上映を続けており、先月行われた第48回日本アカデミー賞では優秀作品賞ほか7部門で受賞を果たすなど、快進撃を続けている。415日には日本外国特派員協会で記者会見が行われ、安田監督と主演の山口馬木也が登壇した。

山口馬木也

公開から8ヵ月間の怒濤の日々について聞かれるも「疲れはありません。驚く日々がずっと続いてるか感じで、毎日夢を見てるようです。とても幸せな気持ちでおります」と安田監督。山口は「僕も監督と同様、疲れはないです。ただ、もうずっと夢の中にいるような感じがしてます。ほんとに大勢の方とこうやって繋がることができて、毎日、夢のように思ってます」と語った。

主人公の高坂新左衛門は侍ながらよく涙ぐむ。それについて外国人記者から「とても情にもろくてよく泣くので、大きな赤ちゃんのようでしたね」と言われた山口は「僕もすごく“感動しい”です。悲しいことで泣くことはあまりないのですが、結構感動で泣くことは多いような気がします。新左衛門に近づいたのか、僕に新左衛門が近づいたのか、ちょっと僕もわからないですけど、撮影中は同化してるような気がしてました。僕は泣き虫なんだと思います」と微笑んだ。

そのほか記者会見では、安田監督が日本の米づくりの現状についても語っている。

・『侍タイムスリッパー』山口馬木也、外国人記者から涙もろさを指摘され「僕は泣き虫」と告白

Netflixのミニシリーズ『アドレセンス』が話題沸騰 世界の反響を紹介

Netflixのミニシリーズ『アドレセンス』が3月の配信開始直後から、エンターテインメントの枠を超えて社会に深い問いを投げかけている。

VARIETYより
VARIETYより

4話の『アドレセンス』はイギリスのごく普通の家庭に暮らす13歳の少年が同級生の少女殺害の容疑で逮捕されるというショッキングな物語。各話をワンカットで撮影する手法で、イギリスで急増するナイフ犯罪、インターネットのさまざまな情報が子どもたちに及ぼす危険性、有害な男らしさについてなど、現代社会の闇に正面から切り込む。

このドラマに社会的意義を見出したのが英国政府だ。少年の父を演じたスティーヴン・グレアムとドラマの共同クリエーターを務めたジャック・ソーンが同作を学校で放映することを強く訴えていたのを受けて、政府は『アドレセンス』を英国全土の中等学校で視聴可能とした。

社会現象となる一方で、一部から否定的な反応も受けている。イーロン・マスクはSNS上で、ドラマがアメリカで実際に起きた事件を題材にしながら犯罪者の人種を黒人から白人に変えたとして「反白人的プロパガンダ」と非難した。だが、製作側は当初からドラマはイギリス各地で起きた事件に着想を得たものだと主張している。マスクのXでの投稿についてソーンは「私たちがここで指摘しているのは人種についてではなく、男らしさについて。その問題の本質を探ろうとしているのです」と一蹴し、作品の主眼は少年たちの抱える問題であることを強調している。

Netflix『アドレセンス』に大反響 イギリス全土の中等学校で視聴可能に、一方イーロン・マスクは非難?

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