エマ・ワトソン、グッチ保有の仏高級ブランドグループ役員に就任

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エマ・ワトソン
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英国女優のエマ・ワトソンが6月16日、グッチやサン・ローランなどを保有するフランスの高級ブランドグループ「ケリング」の株主総会で、取締役会の持続可能性委員会議長に就任することを承認された。

『ウォールフラワー』エマ・ワトソン インタビュー

エマは、映画『ハリー・ポッター』全シリーズにハーマイオニー・グレンジャー役で出演し、世界的人気を獲得。同シリーズ終了後も『美女と野獣』(17年)や『ザ・サークル』(17年)、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(20年)など様々な映画に出演している。

一方、2014年に名門ブラウン大学を卒業。同年に国連の組織「UNウィメン」の親善大使に任命されて女性の地位向上を目的とする啓蒙活動など、社会貢献活動を幅広く行っている。またツイッターのフォロワー数は2900万人、インスタグラムは5749万人、フェイスブックは3331万人を誇るなど、世界規模で強い発信力も持つ。

今回は、エマのこれまでの活動や、ファッション業界における環境を考慮した商品生産の議論の高まりを背景に、エマの役員就任が決まった模様。ほかにもスイス金融大手クレディ・スイスの前CEOのティジャン・ティアム氏、起業家のジャン・リュー氏が同取締役会の新メンバーに選ばれている。

近年、有名女優の社会進出は目覚ましい。ハリウッド女優のジェシカ・アルバは、エコ企業「ザ・オーネスト・カンパニー(The Honest Company)」を2011年に創業し、2015年時点で同社の時価総額10億ドル以上に成長させた。同じくハリウッド女優のエマ・ストーンは、2019年からチャリティ団体「チャイルド・マインド・インスティテュート」の役員をつとめる。