コロナ自粛に苦しむ劇団四季、クラウドファンディング1.3億円超を調達!

#劇団四季

画像は、劇団四季のクラウドファンディングページより
画像は、劇団四季のクラウドファンディングページより

新型コロナウイルス(以下、コロナ)自粛で苦しむ劇団四季が、クラウドファンディングを通じて1.3億円超の資金調達に成功している。

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全国に8つの専用劇場を抱える劇団四季は、60年以上にわたって公演活動を行う世界最大規模の演劇集団。年間の総観客数は300万人超に達し、俳優・技術スタッフ・経営スタッフが約1400名所属している。

しかし今年は、コロナ自粛の影響で2月末から公演活動を中止。6月末までの4ヵ月間で、年間総公演の3分の1にあたる約1000公演が実施できなくなった。

今年はまた、東京・竹芝で新・JR東日本四季劇場[春][秋]が産声を上げるはずだった。[春]のこけら落とし作品として、9月10日から開幕予定だった『アナと雪の女王』は、2021年6月に延期を余儀なくされている。

緊急事態宣言が解除された後も、映画館などと同様、コロナの感染拡大防止策として、席の間隔を十分とるよう配慮する必要があり、今まで通り公演を行うことが困難。「かつてない経営危機に直面しています」と訴え、6月17日にクラウドファンディングに踏み切った(https://motion-gallery.net/projects/shiki-shien)。

目標額は、1億円に設定。25日現在、すでに1億3700万円以上を調達。劇団四季ギフトカード(5万円分)と感謝状がセットになった10万円コースも、180人以上が参加している。

なお獲得した資金は、劇団活動の維持および中止公演の損失補填、今後の活動資金に充てるという。

劇団四季の本プロジェクトは、9月30日まで継続。「今、私たちができることは、『演劇の感動の灯をともし続ける』という祈りを強く持ち、活動に全力で取り組むことです」と力強いメッセージを送る劇団四季の思いは、ファンへ確実に届いているようだ。